中・高連携のために-023/136page

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4 他県観察、公開シンポジウム、公開フォーラム

◆岡山県、和歌山県への視察

平成9年度は、各地区・各教科の中学校、高校の代表者各1名ずつ計36名と指導主事2名の総勢38名が、2班に分かれて岡山県の中学校と高等学校へ視察に行きました。平成10年度は3名が和歌山県の中学校と高等学校及び教育事務所を視察しました。
両県とも中・高連携を推進するためのモデル事業を行っており、示唆に富んだ実践を行っていました。
平成9年度 訪問先 班 別 「中高連携教育の在り方に関する研究事業」岡山県教育委員会指定校
第1班 玉野市立宇野中学校 岡山県立玉野高等学校
第2班 玉野市立日比中学校 岡山県立倉敷中央高等学校
視察項目 学習指導・進路指導における中・高連携について中・高連携の在り方について授業参観
平成10年度 訪問先 和歌山県西牟婁教育事務所田辺市立衣笠中学校・和歌山県立田辺高等学校
視察内容 1)西牟婁地方中高連携総合教育研究会の活動内容
2)テレビ会議システムを導入した相互の授業交流
3)公開授業参観

◆他県視察で参考になったこと

次に掲げるのは、視察に参加した委員の所感の一部です。

○中・高の連携が学校全体での取組みとなっている点に成功の鍵がある。
○単発的、一時的なものではなく、5年後、10年後の学校及び生徒のあるべき姿を見越したビジョンが必要だと思う。
○校長のリーダーシップのもと、若手教員の意欲を伸ばしていくことが大切である。
○県指定の事業が終了しても、事業のよい点を残していこうとすることが重要である。
○授業の内容の見直しを図ろうとすることが大切である。
○教員レベルでの中・高の交流を進めることが重要である。
○地区を大切にすることが中・高連携の基本である。(小学校や中学校の生徒は高等学校の生徒や教員の姿を見ている。)
○授業をオープンにすることが大切である。(中・高連携を考えることと同時に自分の学校で相互に授業公開を進めていくことが大切ではないか。)
○生徒のつまずきの調査及び分析をすることが重要である。
○中・高で、関連した授業を行うなどの工夫をすること、また、中・高合同で教材研究をしていく体制をつくっていくことに発展させることが大切である。

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