中・高連携のために-025/136page

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5 各地区・各教科の研究テーマは?

◆研究テーマについて

平成9年度においては、各地区で中学校と高校の授業を相互に参観し合うことから始めました。参観授業に際しては、各委員が指導プランを準備し、授業参観後、それらをもとにして研究協議を進めました。
平成10年度と平成11年度は、各地区ごとに研究テーマを設定して研究に取り組んできました。テーマ設定の理由には、大きく二つのポイントがあります。
一つ目は、高校と中学校が連携を進めていくためには、まず、両者が共通の課題意識に立つ必要があるということです。
つまり、指導内容も指導方法も異なる両者が、互いのギャップを埋めるため、同じ研究テーマを共有することで、ともに話し合い、考えていくべき問題を焦点化しました。
二つ目は、テーマを設定することによって、各地域の指導の重点化を図ることが必要とされる傾向を明らかにしょうとしたことです。
したがって、テーマ設定に当たっては、まず、高校と中学校からそれぞれ生徒の学習についての現状と生徒一人一人の学力を向上させるための問題点を徹底的に洗い出しました。これらを踏まえて、「現状を改善するために、我々が取り組めることは何だろうか?」について考え、テーマを設定しました。
生徒の実態を把握した上で、中学校の指導と高校の指導をよりよいものにするためには何をすべきかを話し合いました。そして、相互の連携を通して見えてきた、「互いに必要と思われること」に焦点を絞り、議論を進めました。
研究協議の様子(県南地区の取組み状況)
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