中・高連携のために-039/136page

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◆国語部会の実践例―韻文教材の読解と表現―いわき地区

◆いわき地区・国語部会の実践(平成11年11月内郷高等学校で実施)

いわき地区においては、小学校・中学校・高校で学習する韻文教材をもとに研究授業を実施しました。特に、「サクシード」で取り上げた韻文教材の読解方法をもとに、次の2つの班で研究授業を実施しました。
A班:高校教員どうしによる授業
B班:中・高教員によるティーム・ティーチング
なお、B班で実施した授業は、表現力の育成に関連づけながら・鑑賞文を作成することにより生徒の韻文(短歌)の理解を深める実践です。以下は、主にB班で実施したティーム・ティーチングについての研究協議の内容です。

◆学習指導案
「現代文」 学習指導案指導者  T1 高校教諭T2 中学校教諭
日   時 平成11年11月19日(金)第1校時 1年1組教室
単 元 名 短歌・俳句      「死にたまふ母」斎藤茂吉
単元設定の理由 日本独自の短詩型文学の伝統をくむ短歌・俳句は現代の高校生にとって身近な存在とは言い難い。しかし、そのような中で、簡潔で凝縮された短歌・俳句と出会い、言語感覚を磨くことによって、自分自身の内奥を深く見つめることができる。生徒の感性を磨き、作品に込められた作者の心情を読みとり、それを表現する力を育むために本単元を設定した。
指導目標 1 近代の優れた短歌・俳句をより深く味わわせる。
2 短歌・俳句のリズムを味わわせ、短詩型文学の表現技法にっいて理解させる。
3 作者の人生と文学に対して興味・関心を喚起するとともに、作者の生きた時代や社会にっいての認識を深めさせる。
4 作品の鑑賞文を書かせ、発表するとともに、生徒どうしに相互の鑑賞文の良さを確認させる。
指導計画 折々の歌 (2時間)
短  歌 (3時間)  本時2時間目
俳  句 (3時間)
生徒の実態 女子40名のクラス編成である。比較的おとなしいクラスであるが、様々な課題に対して真剣に取り組む姿勢を持ってる。
理解力はあるが、表現する力にやや欠ける生徒が多い。発言を求めると積極的に自分の考えを発言する。
資   料 教科書、学習プリント(別紙)
予習プリント、掲示プリント「赤光」、学習プリント「鑑賞文を作ろう」

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