◆校内の模擬試験とその作成体制
中学校と高等学校では、実力テストや校内の模擬試験の問題を教科の先生が集まって作成する場合があります。
生徒の実態に合わせ、生徒の力量を伸ばすために意味があるだけでなく、内容を厳しく検討することにより、教員の切磋琢磨の機会とすることも大切です。そういう意味でも、作間を共同で行うことは意義深いものがあります。
◆校内模擬試験の実施例
県内のある高校では、年間4回の校内模擬試験を作成・実施しています。そして、各教科で年間のスケジュールのもと、作問の検討会を経て練り上げた問題を作成しています。
●平成11年度第1回の校内模擬試験日程例(3年生対象)
日 時 教科・科目 時間(分) 第1日目 数学1・A 15:25〜17:05(100分) 第2日目 数学2・B 15:25〜17:05(100分) 第3日目 国 語 !5:25〜16:55(90分) 第4日目 英 語 15:25〜16:55(90分) 第5日目 理 科 15:25〜16:25(60分)16:25〜17:25(60分) 第6日目 地理歴史 15:25〜16:25(60分) 第7日目 数学3・C 15:25〜17:05(100分) 第8日目 小 論 文 15:25〜16:35(70分)
★理科は、物理・化学・生物・地学から選択
★地理歴史は、日本史・世界史・地理から選択
★小論文は、70分800字で実施
※なお、土曜日や日曜日に実施する学校も多い。
模擬試験の作間と検討について
●模擬試験の実施を通して、生徒の実力向上を図るとともに、教員の研鑽を図る
●年間計画を明確にするとともに、生徒自身に弱点分野を確認させる