中・高連携のために-101/136page

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8 高校の授業を体験する―体験入学―

◆日々の授業を開く―校内・校外の授業公開、及び体験入学―

中学校や高校間での授業公開を日常的に行うことは大変意義があります。新聞でも紹介された福島女子高校の例は、平成11年6月に校内の教員どうしが「普段着の授業」を見せ合うという内容でしたが、同年9月には周囲の中学校にも案内を出し、遠く県中地区からの参観者もあったそうです。
また、福島東高校でも、数年前から同様の試みが行われており、「いっでも、どこでも、誰にでも」「見せる、見せられる」理想的な授業の在り方を模索しています。また、体験入学の内容にも、さらにユニークな企画が期待されます。1日だけでなく数日間に渡って実際の授業に参加したり、教員ばかりでなく生徒会などを通して、生徒どうしが本音で語り合える場を設けるなど、中学生がその高校の良さや特色を実感できるような工夫をすることが大切です。
指導力を高めよう同僚教諭の授業公開
指導力を高めよう同僚教諭の授業公開
(「福島民報」平成11年6月19日)

◆高校の雰囲気を実際に体験する

中学生にとって、高校の様子を肌で感じることができるという意味で、体験入学は大きな役割を果たしています。
専門高校においては、以前から盛んに行われていましたが、最近では、普通高校においても行われ、中には、中学生に模擬授業をする学校もあります。中学校としても、高校の様子を生徒に知らせる進路指導の一環として、ぜひ有効に活用したいものです。
中学生が知りたいことは、例えば、次のような点です。
・部活動の種類、学校の雰囲気、就職や進学の状況、科の内容、授業内容、学校行事等

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