平成12年度福島県中学校新教育課程説明会要項-009/64page

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社会科

1 改訂の趣旨及び要点

(1)改訂の趣旨

 1)内容の厳選

 ・知識の詰め込みに偏った学習指導にならないようにするとともに、適切な課題を設けて行う学習や作業的、体験的な学習などを一層充実する観点から、内容の厳選を図った。

 2)学び方を学ぶ学習の充実

 ・調べ方や学び方、見方や考え方を学ぶことができるようにするとともに、全体を通して公正さに留意して多面的・多角的な思考・判断ができるような学び方を身に付けるができるよう工夫改善している。

 3)社会の変化への対応・各分野の特質と「不易と流行」に留意し、内容の厳選に努めつつ、内容の更新、刷新を工夫している。

 4)3分野を関連付けて扱う項目の設定

 ・広い視野から社会的事象を総合的に促す観点から、3分野を関連付けて学習する項目を新たに設けた。

(2)改訂の要点

 1)教科の目標については、学習の過程を重視し、学び方を学ぶ学習を一層重視する観点から見直し、改善を図った。

 2)知識の詰め込みに偏った学習にならないよう、各分野の特質に応じて内容の改善を図った。

 3)生きる力をはぐくむ教育を推進する観点から、各分野の特質に応じて、見方や考え方を身に付け、調べ方や学び方を学ぶ学習の充実を図った。

 4)国際化の進展等、社会の変化に対応する観点から、各分野の特質を生かして内容の刷新、更新を図った。

 5)教科の基本的な構造に留意し、分野間の関連を重視した学習を促す観点から3分野を関連付けて扱う項目を設定した。

(3)各分野改訂の要点

 1)地理的分野

 ア 小・中・高校の一貫性の観点から、中学校は我が国の国土認識に重点を置く。

 イ 日本と世界の諸地域学習を見直し、厳選を実現するとともに学び方を学ぶ学習が充実できるよう再構成する。

 ウ 国際化の進展に対応する観点から、世界や日本の地域構成をしっかりとらえさせるとともに、広い視野に立った我が国の地理的認識を深めることができるようにする。

 エ 世界や日本の地理的認識を深める上で基礎となる知識や調べ方、学び方を身に付けさせるようにする。


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