平成12年度福島県中学校新教育課程説明会要項-037/64page

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外国語科

1 改訂の趣旨及び要点

(1)改訂の趣旨

 教育課程審議会の答申を踏まえ、次の三つの基本方針に基づいて改善が行われた。

 1)これからの国際社会に生きる日本人として、世界の人々と協調し、国際交流などを積極的に行っていけるような資質・能力の基礎を養う観点から、外国語による実践的コミュニケーション能力の育成にかかわる指導を一層充実させる。その際、外国語の学習を通して、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度と視野を広げ、異文化を理解し、尊重する態度の育成を図る。

 2)実践的コミュニケーション能力の育成を図るため、言語の実際の使用場面に配慮した指導の充実を図る。

 3)国際化の進展に対応し、外国語を使って日常的な会話や簡単な情報の交換ができるような基礎的・実践的なコミュニケーション能力を身に付けることがどの生徒にも必要になってきているとの認識にたって、中学校の外国語科を必修とする。

 その際、英語が国際的に広くコミュニケーションの手段として使われている実態などを踏まえ、英語を履修させることを原則とする。

(2)改訂の要点

 1)教育課程上の位置づけ

 ア 外国語科を必修とした。

 イ 英語を原則として履修するものとした。

 2)目標の改善

 ア 外国語科の目標を実践的コミュニケーション能力の育成とし、コミュニケーション能力の基礎を養うことを一層重視した。

 イ 音声によるコミュニケーション能力の育成に重点をおいた。

 ウ 英語の目標については、各学年ごとに示すのではなく、より弾力的な指導ができるよう3年間を通した目標を示した。

 3)内容等の改善

 ア 言語活動の内容を学年ごとに示さず、3年間をまとめて示すことにより、一層弾力的な指導が行なわれるようにした。

 イ 言語活動の取扱いを新たに設け、「言語の使用場面」や「言語のはたらき」が示された。

 ウ 言語材料が基本的なものに厳選され、整理された。

 エ 言語材料の取扱いを新たに設け、言語材料を指導する上で実際にことばを活用する指導を重視することとした。

《英語科における指導計画の作成と内容の取扱い》

 ア 学年ごとの目標については、各学校において生徒の実態や地域の実情を考慮して適切に定めることとした。


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