平成12年度福島県小学校新教育課程説明会要項-012/64page
(2)社会科の内容
1)第3学年及び第4学年の内容
ア 自分たちの住んでいる地域の地形、土地利用、公共施設などの様子
イ 地域の生産や販売に携わっている人々の働き
ウ 地域の人々の健康を守るための諸活動
エ 地域の人々の安全を守るための諸活動
オ 地域の古い道具、文化財や年中行事、地域の発展に尽くした先人の具体的事例
カ 県(都、道、府)の地形や産業、県内の特色ある地域
2)第5学年の内容
ア 我が国の農業や水産業(食料生産)の様子と国民生活との関連
イ 我が国の工業の様子と国民生活との関連
ウ 我が国の通信などの産業の様子と国民生活との関連
エ 我が国の国土の様子
3)第6学年の内容
ア 我が国の歴史上の主な事象
イ 我が国の政治の働き、日本国憲法の考え方
ウ 我が国とつながりが深い国の人々の生活の様子、国際社会における我が国の役割
3 指導計画の作成と内容の取扱い
(1)指導計画作成上の留意点
1)地域の実態を生かし、児童が興味・関心をもって学習に取り組めるようにするとともに、観察や調査・見学、体験などの具体的な活動やそれに基づく表現活動を一層展開するようにする。
○第3学年及び第4学年
地域に密着した学習を進めるために、各学校が創意工夫した指導計画を作成する。
○第5学年及び第6学年
我が国の産業や国土、歴史、政治などについての理解を深めることが目標であるため、単に地域社会の学習にとどまることがないよう地域教材の指導計画への位置付け方を工夫する。
2)第2の内容において対象や事例を選択する際には、地域の実態や児童の興味・関心に応じて、厳選して取り上げるようにする。
○取り上げる対象や事例の選択の主体者は各学校であり、特色ある指導計画を作成する。
○第6学年の内容(3)のアについては、我が国とつながりの深い国の中から、児童が一か国を選択して調べるようにする。
(2)各学年にわたる内容の取り扱いと指導上の留意点
1)各学年の指導については、児童の発達段階を考慮し社会的事象を公正に判断できるようにするとともに、個々の児童に社会的なものの見方や考え方が養われるようにする。
2)各学年において、地図や統計資料などを効果的に活用し、次第に我が国の都道府県の構成について分かるようにする。