平成12年度福島県小学校新教育課程説明会要項-042/64page
[第1学年及び第2学年]
ア 1の(3)に「よいことと悪いことの区別をし」を加えて、道徳教育の基本として行ってよいことと悪いことを繰り返し指導し、自覚を図っていくよう一層の指導の充実を図っている。
イ 3の(2)に「生きることを喜び」を加えて、低学年から自分の生命をしっかりと見つめ、生きていることの喜びを実感し、生命の大切さを自覚できるように、指導の充実を図っている。
ウ 4の(4)に「郷土の文化や生活に親しみ、愛着をもつ」を加え、また4の(2)に「家族の役に立つ喜びを知る」を加え、学校、家庭、地域社会が一体となった道徳教育を充実させることを図っている。
[第3学年及び第4学年]
ア 1、2の視点では現行どおりであり、3の視点に「感動し」「感じ取り」の文言を加え、子供たちの感性や感動を一層重視した指導ができるよう、改善を図っている。
イ 4の16)に「外国の人々や文化に関心をもつ」を加え、郷土や我が国の文化や伝統を大切にするとともに、国際化社会の進展を踏まえた指導の充実を図っている。
ウ また、より積極的に集団や社会にかかわれるようになることを目指して語尾表現の改善を図っている。
[第5学年及び第6学年]
ア 1の(5)に「真理を大切にし」を加え、学習することの意義を自覚しながら主体的な学習ができるよう図り、1の(6)で自らのよさを「積極的に」伸ばすことを強調した。
イ 2、3の視点では現行どおりであり、4の視点では、集団や社会にかかわりが主体的になるように語尾表現を改善している。
○内容項目
第1学年及び第2学年 第3学年及び第4学年 第5学年及び第6学年 1 主として自分自身に関すること。 (1)健康や安全に気を付け、物や金銭を大切にし、身の回りを整え、わがままをしないで規則正しい生活をする。 (1)自分でできることは自分でやり、節度のある生活をする。 (1)生活を振り返り、節度を守り節制に心掛ける。 (2)自分でやらなければならない勉強や仕事は、しっかりと行う。 (2)よく考えて行動し、過ちは素直に改める。 (2)より高い目標を立て、希望と勇気をもってくじけないで努力する。 (3)よいことと悪いことの区別をし、よいと思ったことを進んで行う。 (3)自分でやろうと決めたことは、粘り強くやり遂げる。 (3)自由を大切にし、規律ある行動をする。 (4)うそをついたりごまかしをしたりしないで、素直に伸び伸びと生活す る。 (4)正しいと思うことは、勇気をもって行う。 (4)誠実に、明るい心で楽しく生活する。 (5)正直に、明るい心で元気よく生活する。 (5)真理を大切にし、進んで新しいものを求め、工夫して生活をよりよくする。 (6)自分の特徴を知って、悪い所を改めよい所を伸ばすようにする。 2 主として他の人とのかかわりに関すること。 (1)気持ちのよいあいさつ、言葉遣い、動作などに心掛けて、明るく接する。 (1)礼儀の大切さを知り、だれに対しても真心をもって接する。 (1)時と場をわきまえて、礼儀正しく真心をもって接する。 (2)身近にいる幼い人や高齢者に温かい心で接し、親切にする。 (2)相手のことを思いやり、親切にする。 (2)だれに対しても思いやりの心をもち、相手の立場に立って親切にする。