児童生徒の夢がかなう福島の教育の実現に向けて -011/157page

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○ これからの社会を生きる児童生徒に、生涯にわたり心身ともに健康で活力ある生活を送るための基礎的な健康や体力をはぐくむことは極めて大切である。今回の改訂では、「体育に関する指導」を「体育・健康に関する指導」を改めている。体育・健康に関する指導は、健康・安全で活力ある生活を営むために必要な資質や習慣を育て、心身の調和的な発達を図ることをねらいとするものである。特に、体力の向上及び心身の保持増進に関する指導については、体育科(保健体育科)の指導の充実を図ることはもとより、家庭科などの各教科や特別活動における学級活動の健康や安全に関する指導、児童会(生徒会)活動、クラブ活動(小学校のみ)、学校行事の健康安全・体育的行事などにおける体力の向上や健康・安全にかかわる諸活動をその特質に応じて積極的に行うことによって、その充実を図ることが大切である。



3 教育課程編成の手順と評価

(1) 教育課程編成の手順

 教育課程の編成の手順は必ずしも一定したものではなく、それぞれの学校がその実態に即して、手順を考えるべきものであるので、ここでは教育課程の編成の手順の一例を示す。

1.学校の基木方針の明確化
ア 教育課程の意義、教育課程の編成の原則などの編成に対する基本的な考え方を明確にし、全教職員が共通理解をもつ。

イ 編成のための作業内容や作業手順の大綱を決め、作業計画の全体について全教職員が共通理解をもつ。

ウ 編成のための組織と日程の基本的な方針を明確にする。


2.具体的な組織と日程の決定
ア 編成のための組織の決定
○編成に当たる組織及び各種会議について、その職務分担、役割などを具体的に決め、それを学校の組織全体の中に位置付ける。
○既存の組織を整備、補強したり、新たな組織を設けるなど、具体的に組織の手直しや組織づくりをする。
○組織内の役割や分担を決める。

イ 編成のための作業日程の決定
○事前研究及び分担作業や全体調整を含めて、各作業ごとの具体的な日程を決める。


3.事前の研究や調査
ア 教育課程についての法令や教育委員会の規則などを研究し、理解する。
イ 地域や学校の実態及び生徒の心身の発達段階や特性等を把握する。
ウ 実施中の教育課程を検討し評価して、その改善点を明確にする。

4.学校の教育目標など教育課程の編成の基本となる事項の設定
ア それぞれの学校や児童生徒がもっている教育課題を明確にする。
イ 学校教育の目的や目標を調和的に達成するため、各学校の教育課題に応じて、学校の教育目

プラグ

Q:総合的な学習の時間の展開に当たって配慮すべきことは何ですか。

A:次の事項に配慮する必要があります。
○体験的な学習、問題解決的な学習の重視(小・中)
○学習形態、指導体制、地域の教材や学習環境などの工夫等(小・中)
○国際理解に関する学習の一貫としての外国語会話等の実践では、小学校段階にふさわしい体験的な学習(小)


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