児童生徒の夢がかなう福島の教育の実現に向けて -067/157page
○自分の課題を設定し、
問題解決的学習を進める。
○図式化したものの中から
自分の課題を設定することにより、
共通課題との関連を明確に意識できる。
○展示された写真の中から、一人1〜2種類の植物を選び、見分ける手がかりを決めて、個人課題とした。
生徒 調べる植物 手がかり A ヒメジオン・ネギ 茎の維管束・葉脈 B キュウリ・サルビア 茎の維管束 C ドクダミ・ジャガイモ 葉脈・花びら D エノコログサ・ツユクサ 根 E エノコログサ・カタバミ 根・葉脈 ○生徒一人一人が植物と見分ける手がかりを決めることができ、主体的に学習に取り組む意欲づけになった。また、発表し合うことによって目標が持て、本時の課題解決に全員で協力する必要性を感じた。
○生徒D・Eは同じエノコログサを選んだが、自分で決めたことを大切にし、2人で協力して調べるようになった。
○生徒Bは、根の観察という一番細かい作業の手がかりを選んだ。自主性を重んじ、励ましの声をかけ見守ることにした。
○生徒が選ばない植物(マツ・ヒノキ)については、みんなで話し合い、結果をフラッシュカードで黒板に貼った。
○生徒一人一人の選んだ方法
で情報収集できるようにする。
○一人一人が既習内容から、
方法・準備物を考えて情報収集し、
主体的な学習を進める。
○調べる方法・準備物を発表し
自分の考えを補充・修正する。3 調べる方法・準備物を考える。
○実験のレポート用紙に、自分の見分け方・準備物を記入した。手がかりとその見分け方について生徒と確認し、調べる方法・準備物を生徒自身が考えられるよう支援した。
手がかり 自分の見分け方(自分の分類方法) 茎の維管束 輪の形に並んでいれば双子葉類
ばらばらならば単子葉類葉脈 網目状ならば双子葉類
並行ならば単子葉類花びら 4又は5枚ならば双子葉類
3又は6枚ならば単子葉類根 主根・側根ならば双子葉類
ひげ根ならば単子葉類○自分で決めたことを発表することで、友達の内容と比較したり、自分の内容を修正して、考えを深めることができた。