児童生徒の夢がかなう福島の教育の実現に向けて -124/157page
体 育 科
<実践テーマ> 自分の能力に適した技に取り組むための課題を持ち、それを解決する仕方を工夫したり、友達と教え合ったり学び合ったりしながら学び方を身に付け、運動への喜びや達成感、成熟感を味わわせる授業
単元名
(題材)5年
器械運動
(マット運動)実施時期 10月 単元構想のポイント
体ほぐしの運動により心身のスイッチオンを図る。
マット運動の得意な子・苦手な子というイメージを持たず、一人一人のよさや良い感性を発揮させ、「こうすればできるかな」という「学び方」を学べる学習となるようにする。そのために、学び合いの場の工夫(ポイントボード、アドバイス表、VTRなどの活用)により、児童同士が深くかかわり合う場を設定する。ポートフォリオによる評価の累積・活用により、学習カードやVTRなどで学習の過程や変容を累積し、技を見る目を育て、自己・相互評価に生かす。
教師は、児童一人一人のよさ、興味・関心、能力を確実に把握し、それらが十分に発揮されるよう、個に応じた教師の支援を工夫する。
このような学びを通して互いのよさを認め尊重し合う心情を育てたい。
1 実践の構想
[ 単元の目標 ]
○自分の能力に適した課題を持って技に取り組み、繰り返したり組み合わせたりしながら連続技ができるようにする。○互いに協力して運動をしたり、安全を確かめながらできるようにする。
○自分の能力に適した技に取り組み、友達同士教え合ったりポイントを見付け合いながら課題解決の仕方や技を習得することができる。
[ 授業の展開 ] 総時数6時間
学習活動・内容 留意点 1.体ほぐしの運動
第1時 新しい技を知り、学習への見通しを持ちマット運動への意欲を高めよう ○オリエンテーションにより、学習全体への見通しを持つ。
・今までどんな技に取り組んできたか確認する。
・これから学ぶ新しい技を知る。
・学習のまとめとして実施するマット運動発表会に向けて意欲を持つ。○体ほぐしの運動を楽しく行う。
・曲に合わせリズムに乗って楽しむ。○マット運動に必要な補助・補強運動を行う。
○既習の技を練習する。
前転、後転、開脚前転、開脚後転○すでに習得した技や自分の能力に適した新しく取り組む技を確認させ、連続技の完成に向けて学習全体の見通しを持たせる。
明るくリズミカルな曲を流し、心の解放を図り心身ともにリラックスさせる。
一人一人が自分の実状に応じ、ポイントを押さえた活動ができ