教育福島0002号(1975年(S50)06月)-047page
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わが校のほこり
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磐城女子高等学校
明治三十七年、旧平城の物見岡に近い、安藤公の植物園に私立磐城女学校として誕生して以来、通算七十一年の歴史を持つ。
昭和四十四年には工費約二億四千万円を要した新校舎が落成し、四階建ての近代的な学舎に生まれ変わった。
だが、幾多の時代の推移にもかかわらず変わらぬものは、長い間に培われて来た愛校精神であろう。学舎は六校時終了のチャイムが鳴ると、三角巾と割ぽう着で身仕度した全校生によって美しく清掃され、教職員もいっしょに取り組む情景は壮観でさえある。教師にも生徒にも大切なことは、ともに学ぶときの厳しさであり、ともに奉仕するときの謙虚さであって、体育祭・校内競技大会などでは、ともに心行くまで楽しむ伝統が脈々と流れている。
夏休みには、生徒会主催の旅行が毎年企画される。昨年は尾瀬旅行が実施され、好評を博した。この企画は、自然に親しむ中で、師弟が暖かく交流する場を提供している。
かくて、「わが磐陽の学舎に心と身とを錬りあげむ」(校歌)とするテーマは、先輩から後輩に継承され、万古不易の根本理念として、着実に深められて行くことだろう。
今秋には、七十周年記念式典が挙行され、校史に新たなエポックが開かれようとしている。
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近代的な校舎
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全校生による清掃風景
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体育祭恒例の仮装
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尾瀬旅行
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