教育福島0003号(1975年(S50)07月)-020page
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特集3) 研究実践レポート
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正しい進路選択をめざして
研究指定校の中間発表から
一、研究主題
職業観を確立し、進路を選択するための情報の活用。
二、主題の設定理由
進路指導が就職・進学のあっ旋に終わりがちであるという問題はよく指摘されることであるし、われわれ自身そうであってはならぬという認識はあっても、種々入り組んだ条件の中では、そういう状態に追い込まれる事情はどこの学校にもあるのではないかと思われる。しかし、それを乗り越えて学校教育における本来の進路指導の姿を求め、その実践の具体的な手だてを考える努力が必要であろう。
われわれは進路指導について一見ありあまる情報の中にいるようだが、果たして本当に必要な情報がそろっているのか、またそれが効果的に使えるようになっているか、ということになると疑問な点もあるし、まだまだ工夫を要することも多いのではないかと思う。
一方、生徒から見ると、三年生になって急に会社等の求人情報だけに目を奪われ、自己理解の努力もせず、職業についてのはっきりした考えもなく、進路を選んでしまうという情況があるのではないか。やはり、その辺の指導をどうするかということが進路指導の本筋であろうし、そのための情報をどのように生徒に与え、どのように考えさせていくかに焦点をあわせて研究を
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