教育福島0004号(1975年(S50)08月)-042page
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統計に見る福島の教育
「地方教育費調査」の結果について
−−昭和四十九年度「地方教育行財政調査(昭和四十八会計年度分)」結果から−−
この調査は、昭和二十五年度一対象は昭和二十四会計年度)から文部省と共同で実施しているもので、昭和四十九年度まで四半世紀にわたりなされている歴史的な調査である。
昭和四十九年度に実施した調査結果については、既に「地方教育行財政調査報告書(県分)」を発行して広く関係者に御活用いただいているわけであるが、本号では、右報告書に掲載できなかった内容(特に対前年度増加率を中心に分析・比較を試みたもの)についてお示しする。
一、総教育費
昭和四十八会計年度における本県の総教育費は、八百五十一億二千五百万円であり、これは前年度に比べ百十五億八千七百万円、十五・七%の増加である。
最近五か年間の総教育費とその対前年度増加率の推移を見ると表1及び図1のとおりである。
また、これを教育分野別に細分してみると、表2及び図2のとおりである。総教育費のうち八十八・七%は学校教育費が占め、十%余で社会教育費と教育行政費とで支出されている。対前年度増加率では「幼稚園教育振興計画」による実施段階に入っているためか本県の幼稚園関係の増加率は五十%を上回る高率を示している。
二、財源別の総教育費
総教育費を財源別に見ると表3及び図3のとおりである。これを財源構成で見ると「県支出金」が全国を上回る四十三・六%を占め、「国庫支出金」
表1 最近5か年間の総教育費
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図1 総教育費の対前年度増加率の推移
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表2 教育分野別総教育費の支出状況
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※構成比(全国)で高等専門学校の「0.1%」は表外とした。
図2−1 総教育費の構成比の比較
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図2−2 総教育費の対前年度増加率の比較(教育分野別)
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