教育福島0004号(1975年(S50)08月)-043page

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「市町村支出金」がこれに次いでいる。

また対前年度増加率を見ると「地方債」が四十一・六%(全国四十四・四%)と高い増加を示している。

三、支出項目別の学校教育費

総教育費の約九割を占めている学校教育費について、主な支出項目を取り上げて、それぞれの増加状況を見ると表4に示すとおりである。また、これを全国平均のそれと比較してみると各支出項目とも全国平均の増加率に比し九・一ポイントから二・六ポイントそれぞれ低い増加率となっている。

更にこの表は最近四か年の増加率の推移を示してみたものである。

四、生徒一人当たり教育費

昭和四十八年度における学校種別の生徒一人当たり教育費の額とその対前年度増加率を見ると表5に示すとおりである。

生徒一人当たり教育費は、最高は特殊学校の百二十七万四千八百三十四円最低は通信制高校の三万九千二百二十七円である。

また、対前年度増加率を見ると各種学校、定時制高校、幼稚園及び通信制高校の伸びが三十%を超える高率を示している。

これらをこの表で全国平均と比較をしてみた。

更にグラフでこれを見ると図4に示すとおりである。

五、寄付金

幼稚園、小学校、中学校及び全日制高校の教育費のうち、寄付金によって賄われた額とその割合を最近三か年について見ると表6のとおりである。

これによると、寄付金の学校教育費に占める比率は小学校を除き低下の傾向にある。この比率については全国的にも同様な傾向が見られる。注) ここで寄付金とは『公費に組み入れられた寄付金』と『公費に組み入れられない寄付金一PTA寄付金・その他の寄付金一』の合計額である

 

表3 財源別総教育費

表3 財源別総教育費

※寄付金とは「公費に組み入れられた寄付金」と「公費に組み入れられない寄付金(PTA寄付金・その他の寄付金)」の合計額である。

 

図3−1 総教育費の財源構成

図3−2 財源別対前年度増加率

 

図3−2 財源別対前年度増加率

表4 学校教育費の対前年度増加率の推移

 

表4 学校教育費の対前年度増加率の推移

表4 学校教育費の対前年度増加率の推移

※この表の数値は,債務償還費及び各種学校,通信制高校の経費を除いた経費によって算出したものである。

 

表5 学校種別生徒1人当たりの教育費

表5 学校種別生徒1人当たりの教育費

※ 指数は,小学校を100とした場合である。

 

図4−1 生徒1人当たり教育費

図4−2 学校種別生徒1人当たり教育費の対前年度増加率

 

図4−2 学校種別生徒1人当たり教育費の対前年度増加率

表6 最近3か年の寄付金の状況

 

表6 最近3か年の寄付金の状況

表6 最近3か年の寄付金の状況

※ 比率は,各教育費総額に占める比率である。

 

 

 


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