教育福島0006号(1975年(S50)10月)-014page

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特集3

給食指導の栄養・衛生管理の充実

 

楽しい学校給食にするために

 

楽しい学校給食にするために

南会津郡下郷町立楢原小学校

 

一、基本的な構え

 

○学校給食は小学校指導要領改訂により「特別活動」の「学級指導」に位置付けられ、そのねらいが、「学校給食指導を通して、食事の正しいあり方を体得させるとともに、食事を通して、好ましい人間関係を育成し児童の心身の健全な発達に資する」とある。したがって、学級指導における学校給食指導は、計画的に進めなければならない。

○給食時間は、栄養のバランスのとれた食事を取ることばかりでなく、教師と児童、及び児童相互の人間関係を深め、学校生活を明るく豊かなものとすることであり、人間形成上大切な指導の場である。

 

二、楽しい給食にするための条件

 

(一) 環境からくる楽しさ

食事をするには、食事にふさわしい環境を構成することによって食欲をそそり、楽しさを醸し出すような環境でなければならない。黒板にカーテンをかけ、机を合わせて、テーブルクロスをかけ、食卓に花や工作の作品を飾ることにより、普通の学習環境と変わり、食堂化が図られ、楽しさが得られる。

(二) 作業からくる楽しさ

「静から動へ」、係活動、セルフサービス、グループ内の分担など、一人一人が作業を分担し、み

 

 

 


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