教育福島0006号(1975年(S50)10月)-034page

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わが町の生がい教育

 

わが町の生がい教育について

安達郡安達町教育委員会

 

一、はじめに

本町は、福島県の中通り北部の福島市と西南部の二本松市の間に位し、総面積約四十三平方キロメートルである。西部は、安達太良山ろくに連なり、東部は阿武隈川をはさんで東和町に接している。

町の中央部を国道四号、国鉄東北本線、東北高速道路が南北に縦走し、ほかに県道、町道、また、現在工事中の東北新幹線、バイパスがあり、交通には比較的恵まれている平地農村地域である。人口は、約一万千三百人、世帯数約二千三百である。

二、社会教育重点目標

未来に希望を抱き心豊かな町民を養成し、豊かで明るい町づくりのため、次の目標を定めた。

1 各種学級等の振興

高齢者学級

家庭学級

家庭の日の内容充実方策

2 文化財保護

町内文化財の調査

指定と保護

3 社会教育行政基盤の整備

指導体制

研修事項実践化

4 社会体育施設整備

町営グランドの新設促進

体育関係機関との連携強化

三、社会教育の機関と人的配置

教育委員会、安達町中央公民館、渋川公民館(吉倉分館、米沢分館一、上川崎公民館、下川崎公民館がある。

教育委員会には、教育長ほか委員四名、公民館には、本年度から専任館長が任命され、本館、地区館合わせて八名、社会教育指導員一名がいる。

四、社会教育の活動状況

(一) 青少年活動研修

1)地域子供会育成

2)在学青少年指導

珠算、絵画、スポーツ等

3)青年学級の開設

(二) 成人指導

1)家庭教育学級四一補助学級

2)婦人学級四

(三) 高齢者指導

1)高齢者学級二一補助学級二一

2)寿学級二

(四)体育指導

1)体育指導員の設置と研修

2)三百歳ソフトボール大会

3)家庭バレーボール大会

4)卓球大会

5)壮年ソフトボール大会

6)壮年家庭バレーボール大会

(五) 町内社会教育関係団体育成

婦人団体四、青年団体三、民謡保存会、じん句保存会、しゃくなげ会一絵画一、十五夜会一俳句一、書道研究会、盆栽一菊作りも含む一愛好会、渋川おかあさんコーラス、あだたら民謡保存会、盆景愛好会。

(六) 町民グランドの建設

町民の要望により、昭和四十九年度用地買収、本年度整地予定。

(七) 庁内横の関連

1)企画課との協力

町報「あだち」に、「家庭の日」の実施、児童・生徒の生活指導、公民館新刊書購入のお知らせ。

2)住民課との協力

○ 青少年指導者研修

○ 老人福祉について

幕川、飯坂の旅館と契約して

利用券を発行。

老人手帳の交付。

敬老会、献血友の会の結成。

五、おわりに

町の進展とともに、激動する社会に対応できる生がい教育の実践に努力し、全町民に生きがいと、安達町に住むことの誇りと幸せを持たせたいものである。

 

高齢者学級町外学習風景(いわき市白水阿弥陀堂)

高齢者学級町外学習風景(いわき市白水阿弥陀堂)

 

 

 

 


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