教育福島0006号(1975年(S50)10月)-042page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

教育委員会だより

 

教育委員会だより

 

南会津郡南郷村で教育広聴会

 

県教育委員会主催の本年度第三回教育広聴会は、去る九月二十三日(火)午後一時から四時十分まで、南郷村の南郷開発総合センターで開催された。

会は、南会津地区三町四村の行政関係、教育行政関係、学校教育関係、一般の代表者ら十九名と、県教育委員会側の三本杉國雄教育長以下教育次長、各課長、南会津教育事務所長が出席して行われた。

前半の八十分間は、「山村・過疎地域における教育の振興を図るための障害は何か。それらを解決するためにはどのような施策が必要か」をテーマにまた、後半の八十分間は、教育全般について、参加者から意見の聴取を行った。前・後半とも、それぞれの切実な体験を通した貴重な意見が活発に発表された。

これに対して教育長が、「中堅派遣教員を配置して効果をあげ、また、へき地勤務の年数を増やすなど検討中である」「へき地校勤務者の食・住については、関係機関との連携を密にしながら、へき地性の排除に努力したい」「文化財の愛護活動を、地域ぐるみで進めて欲しい。また指導者の発掘を願いたい」「研修会、講習会、研究指定校など少なkして、教師一人一人が、しっかり勉強した上で、それが生徒に跳ね返るような研修のあり方を基本として考えたい」など感想を述べた後、「これまで寄せられた貴重な御意見を十分検討しながら、教育行政に反映するよう努めたいので、御指導御鞭燵をお願いしたい」と感謝の言葉を申し添えて、盛会のうちに終了した。

教員志願者大幅に増える

来年度採用の公立学校教員採用候補者第一次選考試験は、八月二十八日午前九時半から午後四時まで、福島高等学校、福島女子高等学校の二会場で行われた。

受験者数は、別表のとおりであるが小・中・高等学校教員の志望者は、いずれも昨年の人数を大きく上回った。中・高等学校の教科別受験者数で、特に多かったのは、中学校では、英語の百五十二名をはじめ国語、理科、体育等であり、また、高等学校では、社会の二百八十五名を最高にして理科、保体の順であった。なお、過年度卒業者の受験者が増加している。

 

昭和51年度福島県公立小・中・高等学校教員採用候補者選考試験実施状況

 

昭和51年度福島県公立小・中・高等学校教員採用候補者選考試験実施状況

 

 

 

 


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育委員会に帰属します。