教育福島0006号(1975年(S50)10月)-046page

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わが校のほこり

 

大沼高等学校

大沼高等学校

 

昭和二年大沼実業公民学校として創設され、昭和二十三年から現在の校名となって、ようやく五十年になろうとしている。この間に送り出した卒業生八千五百余名は各界で活躍しており、校長もちようど十代目である。

当時は地域の農業後継者の育成を目的にして設立された学校であるので、普通科のほかに農業科、畜産科及び家政科を持つ総合制高校として発展してきた。しかし、過年の農業高校の再編成に伴って、今年度は農・畜科を普通科に転科して、普通科五クラス、家政科二クラスに変わった。したがって従来の農・畜科の建物は取り壊され、校地に隣接したかつての農場は運動場に変わりつつある。これが完成すれば運動場の充足率百%を越える、理想的な学園が出来上がることになる。

学校の内容が変わり、周囲の環境が変化しつつあるとき、生まれ変わる大沼高校の進むべき道も、また新しき「ほこり」を求めて、数多くの試練に当面することになる。すなわち教育相談と併行して進路指導の充実を図って現役から東大合格者を出す昔に返らせ一方では部活動を振興させて、ソフト部の全国大会出場、柔道部の東北大会準優勝の記録にちょう戦しなければならない。幸いにも我が校のPTAも理解深く、この目的達成には援助を惜しまないのである。今後は職員生徒一丸となり、新生大沼高校の建設にまい進あるのみである。

 

近代的な校舎正面

近代的な校舎正面

 

ただ今攻撃中〈ソフト部県総体〉

ただ今攻撃中〈ソフト部県総体〉

 

特訓〈全国制はを目指して〉

特訓〈全国制はを目指して〉

 

団結〈文化祭前夜祭〉

団結〈文化祭前夜祭〉

 

 

 


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