教育福島0007号(1975年(S50)11月)-046page
わが校のほこり
内郷高等学校
戦前戦後を通じて炭鉱の街として栄えたいわき市のほぼ中央に位置し、交通至便の地に所在している本校は、男女ほぼ同数の共学制大規模普通科高校である。本校は年来進路指導に力点を置いてきたが、近年増加してきた進学希望者の指導に鋭意努力をしている。
〔けやきは本校のシンボル〕
玄関前に亭々とそびえるけやきの大木は、開校以来の伝統を物語る本校発展のシンボルであり、朝な夕なに仰ぎ見て勉学に励んでいる。よく整備されている中庭は、四季折々の花を咲かせており憩いの場となっている。
〔実績ある剣道部と吹奏楽部〕
クラブ活動は各部とも活発である。特に剣道部はレベルの高いいわき地区にあって群を抜いており、例年県大会で優勝し、全国大会に出場、好戦績をおさめている。吹奏楽部の技量はすばらしく、県大会において、本年まで連続四年間金賞を獲得しており、県下一の名演奏の王座を占めている。また例年、歳末慈善演奏会を自主開催し、その益金は福祉施設に寄せており、好評を博している。
〔PTA活動〕
学校と父兄と地域社会は三者一体になり、PTAは活発に活動を続けている。特に年二回発行の内高PTA会報は、格調は高いが気楽に親しめる会誌として、家庭と学校とのパイプ役を果たしている。また日帰りの他校視察、地区別懇談会、演劇教室などには積極的に参加して、会員相互の研修親ぼくに努めている。
玄関前の大けやきを仰ぎ見ながらの登校
吹奏楽部の練習風景
剣道部のけいこは続く
PTAの他校視察・太田一高での懇談会