教育福島0008号(1976年(S51)01月)-039age

わが校のほこり

　

田島高等学校

　

校舎全景

　

林業科演習林実習

　

レスリング部練習風景

　

野外活動センターキャンプ場

　

本校は明治四十四年に田島町立田島実業補習学校として創設され、昭和九年に県立田島高等公民学校と改称し、校地を町内から現在地の田部原に移転し、本格的な地域農村の後継者育成を目的とした学校として貢献してきた。

現在は普通科各学年五学級農業科、林業科、家政科各一学級の計二十四学級の総合高校に発展し、卒業生も八千名を越え、地元はもとより、京浜方面でも多数活躍している現状である。

更に四十九年には校舎も鉄筋三階の近代的な建物となり、教育環境の設備も著しい充実を見せ、それにこたえて生徒活動も活発なものとなり、レスリング部の全国インターハイ、国体の連続制は、柔剣道、野球、ソフト、陸上競技各部の活躍進路における公務員試験と新潟大をはじめとする各大学への合格者数の増加は喜ぶべき傾向と言えよう。

また家政科、農林業科の実験実習、学校行事としての野外活動(二泊三白)などを通じ、校是の「勤労」を体得させ、あわせて自主性を育てる工夫も本校の学習指導の一つの特色と言えよう。

今後は校地の環境整備に一層の努力を傾けつつ、生徒一人一人の自己完成を目指す努力と、よりよい社会人としての自覚を養いつつ、校是の「知性・敬愛・勤労」を胸に、理解と協力を惜しまないPTA、同窓会にこたえるよう、大きな飛躍を期すべく教師生徒ともども決意を新たにしているところである。