教育福島0008号(1976年(S51)01月)-038page
わが校のほこり
船引高等学校
校舎全景
テーブルマナー
名物仮装行列の町内パレード
運動会全校生のフォークダンス
我が校は船引駅にほど近い小高い丘の上にある。白樺、桜、ヒマラヤすぎつつじなどの樹木に囲まれた校舎は、船引町全体を望み、片曾根山の雄姿を正面にして、閑静でまさに勉学にふさわしい環境と言える。
昭和二十三年創立以来、発展の途をたどり、現在は男女共学の八百三十一名の生徒が、校訓「自律」を目指して勉学に励んでいる。創立当初から、家庭科教育の充実は我が校の誇りであり施設・設備にも恵まれており、生徒たちはその中で、真剣にそして楽しく学び技術を身につけていく。
また勤労精神の高揚のため、昭和四十二年に都路村に学校林六ヘクタールを設け、生徒自らの手で、すぎ、松の植林をしたのであるが、この学校林も今ではすくすくと育っている。
生徒会活動も、文化部、運動部ともに活発であり、放課後の学園は、校庭も体育館も部活動の生徒たちで、一段と活気に満ちてくる。ここ数年は陸上部、バスケット部、体操部、卓球部などの活躍が目だっている。
三年に一回催される文化祭は、文化部の発表会と作品展示と体育祭とを含めて盛大に行われる。特に仮装行列は郡内の呼び物となっている。大変よく整理整頓された校舎は、このときには郡内の人々に広く開放され、食堂、茶席なども超満員となり、地元の人々との親睦を深めているのである。