教育福島0011号(1976年(S51)06月)-038page
福島県教育センターから
図書資料事業の紹介
福島県教育センターの図書資料事業は、教育に関する県内外の図書・研究報告書等を収集し、これらを整理・管理し、活用を図るとともに、研究成果の普及及び文献等を斡旋・提供し、教育資料館としての機能を果たしている。ここにその概要を紹介する。
一、施設
図書資料の施設は第一とう(本館)に配置されている。以下各室の概略について述べる。
(一) 閲覧室(六十平方材)
室内は閲覧可能人員二十名で、書架四台に新刊図書・最新研究報告書等を配架し、雑誌架に約七十種の教育雑誌を展示し、所員並びに利用者に自由に閲覧できるようにしている。
(二) 書庫(百二十六平方材)
書庫は二室に分かれ、第一書庫には、現在図書約一万五千冊、研究報告書等約一万一千冊が七段スチール書架に分類配架してある。第二書庫には、戦後の教科書等約八千冊を小・中・高校別、教科別、学年別、会社別に配架してある。
(三) 展示室(五十三平方メートル)
内外の教育資料等の展示場所であり、内部にショーケースをおき、各種の要覧、記念誌、研究報告書等を展示し、自由に閲覧でき、二階書庫との関連を図り、その利用効果の向上を図っている。
二、業務
図書資料事業の主な業務を項目別にあげれば次のとおりである。
(一) 図書・資料等の収集・管理・図書、研究報告書、雑誌、教科書等の収集・受け入れ
(図書資料各室)
(閲覧室の雑誌展示)
(第1書庫)
(資料展示室)