教育福島0011号(1976年(S51)06月)-039page
・受け入れ図書・資料の分類、配架管理
・図書、研究報告書に関する目録の作成
・雑誌等の装備、新聞・パンフレットのファイル並びに管理
(二) 奉仕
・図書・研究報告書・雑誌・教科書等の閲覧及び貸し出し
・複写サービス
(三) 普及
・当センター発行の所報に、教育情報、受け入れ資料案内の掲載
(四) 刊行
・機関誌「所報」を発行(年五回)し、教育関係者の研究並びに学習指導活動に資するようにしている(B5判、二十五頁、約四千部)
・教育資料件名目録の発行
・研究報告書(紀要)の発行(五十年度)
1)学校経営の改善
2)学習能力の発達
3)診断標準学力検査問題
4)教育相談事例
5)学習指導の改善
三、蔵書
本年三月末までの図書・研究報告書等の蔵書数は次のとおりである。
以上のほかに、講入雑誌・受贈雑誌等の利用を図るとともに、種別、領域別に合冊分類し、効率的管理を考慮し配架してある。
四、整理と検索
図書は日本十進分類法(NDC)により、研究報告書・雑誌等は研究所協議会の分類法によって、それぞれ分類整理している。また図書、研究報告書等の資料検索を容易にするため、カード目録と冊子目録(件名目録)を準備し利用者の便を図るようにしている。
五、利用
当センターは、研究、研修調査活動に欠かせない機関としての機能が課せられており一般の公共図書館と異なり制約がある。このうち利用に関するあらましを述べる。
(一) 利用の対象者
当センターの図書・研究報告書等を利用できるものは教育関係者である。しかし当センター所長が特に必要と認めた場合は教育関係者以外の者も利用することができる。
(二) 閲覧方法
図書・研究報告書・雑誌等は書庫で自由に選択し、閲覧室で閲覧できる開架式とっている。
(三)閲覧時間
日曜・祝日・年末年始の休日を除き、午前八時三十分より午後四時四十五分まで、土曜日は午前八時三十分より正午までである。
(四) 貸し出し
貸し出しできる図書・研究報告書・雑誌等の貸し出し冊数は原則として一人にっき二冊であり、貸し出し期間は三週間以内である。但し、禁帯出の図書・資料は貸し出しできない。
なお、所員以外の利用者の貸し出しには当所備えつけの借用書を提出していただくことになっている。
(五) 利用状況
当センターの利用対象者は、1)所員2)研修受講生3)一般教職員4)その他教育関係者の順となっている。これらは来所が大部分であるが電話や文書による貸し出しも年々増加して
いる。
利用状況をみると、特に教育研究や指導法研究のための図書及び全国から寄贈され一般には市販されていない研究報告書の利用のひん度が多い。これは、当資料室の性格上当然のことである。年々一般教職員、その他教育関係者の利用が多くなっていることは喜ばしい限りである。
今後は教育の研究・研修活動に、気楽に利用されることを期待してやまない。
(第2書庫)
研究報告書等 11,463冊
図書冊数 15,239冊