教育福島0012号(1976年(S51)07月)-023page
質問1 「50年度の進路指導で特に困った問題があったら書いて下さい。」
回答 86校からの回答があったが,回答件数も86件で,分類して多い順に示すと次のとおりである。
○対企業に関するもの (71件(83%))
(1)地元求人が少なくて困った。 21校
(2)地元事業所の合否決定が遅い。 9〃
(3)公社関係の結果判明が遅い。 5〃
(4)10月当初で充足してしまい事前の指導が困難。 5〃
(5)一般的に求人数が減って困った。 5〃
(6)求人票どおりの条件でないところがあって困った。 3〃
(7)生徒の希望する職種の求人が少ない。2〃
(8)求人取り消しがあった。 2〃
(9)合格率が低下した。 2〃
(11) 製造業の求人が減少した。 2〃
(11)地元求人の出足が遅い。 2〃
(12) その他 家庭訪問勧誘があった。ペーパーテスト中心になった。郡部の生徒が不利。求人票なし。家庭環境で不採用。締切・試験日が早すぎる。調査書を本人に直接返送。試験連絡なく受験不能。等々。
○進路指導の仕事に関するもの (7件(8%))
(1)進路指導費の不足で困った。 2校
(2)その他 多忙で,専任の助手がほしい。各種調査依頼多く,
形式もまちまち。R・Tの調整に苦労。生徒の適性発見が計画的になされなかった。通勤距離の遠い生徒の指導がむずかしい。
○生徒・父兄に関するもの (8件(9%))
(1)生徒,父兄の希望が高くわがままである。 2校
(2)生徒が不況の深刻さを知らない。 2〃
(3)一般的に学力が低をきたしている。 2〃
(4)その他(進学先決定の時期が遅すぎる。公務員希望の増。等々)
質問2 「進路指導に関することで,県進協として取り組んでほしい問題があったら書いて下さい。」
回答 47件の回答があり,多い順に示すと次のとおりである。
(1)統一応募書類による求人を全求人者に徹底を。 6校
(2)解禁日をもう少し遅くする運動を。 4〃
(3)進路指導費対策を(P T A,県費) 4〃
(4)是非はともかく実施されるのなら進路主事も主任へ。 3〃
(5)進路担当者の負担軽減(持時間等)を。3〃
(6)事業所側へ合否決定の迅速化を働きかけよ。 3〃
(7)進路指導の専門的研修の場をつくれ。3〃
(8)高校側での主体的求人不況対策の樹立を。 2〃
(9)地元求人者への求人手続きの啓もうと指導を。 2〃
(10)学校指定求人の中止を要望せよ。 2〃
(11)定時制高校・心身障害生徒に対する求人差別をなくせ。 2〃
(12) 高校生と短大生との同一日,同一問題による選考をなくせ。 1〃
(13) 大学入学辞退者の入学金返却の働きかけを。 1〃
(14) 学校に連絡しない事業所への要望を。 1〃
(15) 私立高校へ本会加入の働きかけを。 1〃
(16) 職業高校からの進学の道を大学側へ働きかけよ。 1〃
(17) 公務員・公社の試験の早期化働きかけを。 1〃