教育福島0012号(1976年(S51)07月)-032page
わが町の公民館活動
わが町の青年教育
保原町教育委員会
一、はじめに
伊達地方の中心地であるわが町は、県都福島市の隣町として急速な発展をみせ、人口二万三千を数え、年々増加しており都市化現象を呈してきている。その反面、青年の疎外感、孤独感、劣弱な判断力、刹那主義、自己独善など青年自身に課せられた課題も実に多く発生していると思われる。
こうしたなかで、昨年一月「町民憲章」の制定をみた。
○ 力を合わせて、きれいな町をつくりましょう。
○ 楽しく働いて、豊かな町をつくりましょう。
○ 親切をつくして、なごやかな町をつくりましょう。
(細項目は省略)
青年教育の振興も、この町民憲章を基盤とし、青年自身が自己のものとして実践努力するようすすめている。
二、青年教育の大要
(一)、若者による、ふるさとづくり
(1) 目 的
青少年を中心にして、連帯感に結ばれた住みよい郷土づくりをすすめるため、青少年が自らの役割を自覚し、すすんで責任を分担して住みよい地域社会の形成や発展に直接参加していけるよう、その活動を奨励する。
◎ スローガン
〇 一人ぼっちの若者をなくそう。
○ 若者が住みよく、働きよいふるさとをつくろう。
(2) 構成メンバー及び事業大要町内の各種サークル・グループ団体・職場等より代表者を選んで実行委員会を組織し、青少年を中心にした地域社会の形成や発展のために生活課題を発見し、その解決に取り組むための諸活動を行う。
1) 青少年や地域社会の新しい指導者の養成
2) 青少年団体・グループ・サークルの育成及び指導
3) 青少年によるコミュニティ活動の実践
4) 青少年の自主活動の奨励
5) 在学青少年の健全育成
(二) 中央青年学級
(1) 目標
この町に住む青少年が、健全で心豊かな成長を遂げるために、同好の仲間がお互いにたすけあい、励まし合う真剣な学習の場とし、一人前の社会人としての教養を身につけることを目標として学習を続けている。
(2) 組織と活動の内容
1) 組織
イ、 運営委員会教育委員会、公民館、講師代表、学級生代表(生徒会役員十八名)
町青年団リーダー宿泊訓練風景
野外活動指導者養成講習会風景