教育福島0012号(1976年(S51)07月)-045page
わが校のほこり
川俣町立
山木屋中学校
本校は、阿武隈山地を横断する国道百十四号のほぼ中央、標高約五百五十メートルの台地に位置し、職員数八、学級数四、生徒数百三十三名の小規模校。教師と生徒の全人的ふれあい、地域のよさの発見と伸展を要件とし、山木屋の頭文字をとった、やろう、まじめに、きまりよく、やりとおすを行動の指針として教育に当たっている。
本年三月末、待望の鉄筋コンフリート三階建の校舎が改築完成し、六月に落成式を挙行、地域民とともに校舎落成と今後の発展を祝福した。
近代的な設備を導入した学習の場は生徒の学習意欲をかきたて、学習効果を高めるに相違ない。
校舎の環境づくりは、生徒の活動として、一人一本の山つつじ植樹運動・校章にデザインされているすずらんの移植・芝生の造成・学級花壇の整美等毎日の手入れに励んでいる。
一方、運動部は施設面から女子バレーボール・男子野球・剣道同好会だが特に伝統の女子バレーボール部は、昨年度中体連大会の福島地区大会優勝、県大会準優勝、東北大会出場と、小人数で小柄な体格を精神力と練習で補って活躍、山の子の気を吐いているが地域民の協力も忘れることができない。
校内陸上・運動会・球技大会等の行事には、教員チームも出場、生徒と覇を競うのも楽しみでありここにも教師と生徒が一体となって教育実践にあたる本校教育の姿があるといえよう。
改築校舎全景
新しい設備で実習
全生徒による環境づくり
栄光の女子バレーボール部