教育福島0014号(1976年(S51)09月)-035page

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学習の合間のレクリェーション

学習の合間のレクリェーション

 

三、主なる活動状況

 

白寿教室は開設四年目をむかえ、各老人クラブのリーダーで構成しているため、意識も高く、学習活動、内容とも活発で、充実している。

長寿教室は開設三年目、毎年開催地区が変わり、学習内容は初級程度。地区高齢者の学習意欲の喚起と、学習をとおしてのグループづくりを主眼としている。

大沼長寿教室は、昨年国庫補助をうけ開設したが、教室生の学習意欲はおう盛。全員学習することに生きがいを感じ、家庭生活の中で心の安らぎを取りもどし、一年間で学習が終わるのは残念だ。なんとか今年も継続して学習しようと、自分たちの手で学習プログラムをつくり、費用を出し合い、市社教指導員の指導、助言で自主的に運営している。

 

四、今後の課題

 

別表の教室、老人会活動に参加している高齢者は、環境や健康に恵まれているとはいえ、その目は青年のごとく明るく、老春をおう歌しつつ、折り目正しく学習に社会奉仕にと活動を展開している。しかし、これらの高齢者は全体の半数であり残りの多くの高齢者を、どのような方法で学習の場に、グループ活動の場に導き出すか、生きがいと心の安らぎをどのように高めていくか、手法の開発ともども、更に多くを考えていかなけれはならない。

 

高齢者教育の現状と推移

 

 

老人センターの除草

老人センターの除草

 

 


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