教育福島0014号(1976年(S51)09月)-036page
統計に見る福島の教育
教員の研修参加状況について
この資料は、過去五年間の、福島県教育センター主催による研修状況を、小学校・中学校・高等学校別、講座別にまとめたものである。
一、研修参加教員数について
研修率(表2・表3)は、五年間の研修参加延べ数の、五十一年度教員数(表1)に対する百分率である。
研修に参加してこの期間に退職した者、一人で二度以上参加している者もあるので、実際の研修率は、この数字よりやや下まわる。
中学校の研修率が高いのに対して、小学校・高等学校の研修率は低く、ほぼ半数の教員はいまだ研修の機会がない。
表1 昭和51年度教員数
(校長を除く)
(51.5.1調べ)
二、講座別研修状況について
小学校の講座別研修率(表4−1)は、五年間の参加延べ数の、五十一年度の教員数(表1)に対する百分率である。これによって、各講座とも、研修数は極めて少ないことがわかる。
中学校では、五年間の参加延べ数の最も多いものは英語で、ついで、技家(男)、美術、音楽の順になっている。
高等学校では、英語が最も多く、ついで、情報処理(F)、数学、教育工学、国語、社会の順になっている。
表2 研修参加教員数
(注)表(4−1・4−2・4−3)で
なかったもの の 中止になったもの 一部中止になったものである。
三、年反別研修率
年度別研修率(表4−1・表4−2表4−3・表5)はその年度の研修参加合計数のその年度の教員数(校長を除く)に対する百分率である。
五十年度で、中学校・高等学校のそれが低くなっているのは、交通ストにより中止となった講座があるためである。
小学校の研修率は、わずかながら、年々増加しているが、中学校のそれよりもかなりひらきがある。
高等学校では、毎年一〇パーセント程度で、ほぼ一定している。
表3 研修率