教育福島0018号(1977年(S52)01月)-026page

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社会教育施設・設備

 

三年目むかえ更に活動を充実

 

福島県海浜青年の家

 

一、はじめに

 

福島県海浜青年の家は、次代をになう青少年に、恵まれた自然環境のなかで、集団宿泊研修活動をとおして、規律・協同・友愛・奉仕の精神を体験的に会得させ、心身ともに健全な青少年を育成することを目的として設けられた社会教育施設で、昭和五十年四月開所、同年七月一日事業開始以来一か年半になる。この間、年次計画による施設・設備の整備充実とともに研修利用者数もしだいに増加し、延べ数にして四万五千名に達している。次にその概要を記し、関係者各位のいっそうの御指導と御協力をお願いするものである。

 

二、施設・設備の概要

 

当所は相馬市磯部字大洲三八−三に位置し、太平洋と松川浦を二分して南北にのびる砂州上に、黒松を主にうめもどき・つげ・あせびなどのほか、はいねず・はまなす等の海岸性植物の群生する緑深い二十万平方メートルの敷地の中にある。

施設・設備は次のとおりである。

(1) 建物   (平方メートル)

管理・研修棟 九百九十一・三

宿泊・サービス棟千六百九十四・五

体育館 七百八十七・三

(2) 野外施設

運動広場 一万五千平方メートル

キャンプ場(テントサイト、炊事場)

(3) 収容人員

本館二百名、キャンプ場百二十名

(4) その他の施設設備等(表1)

三、研修活動の状況

(1) どんな研修活動が行われているか

研修は、自主研修(一般研修)と主催事業研修とに分けられている。

1) 自主研修

各利用団体が海浜青年の家の教育目標を理解し、自主的な研修計画をたてそれに基づいて自主的に行うもので当所ではそれぞれの研修目的に応じて講師や施設・設備を提供する。図1、図2は五十年度、五十一年度の研修状況である。

なお、宿泊日数別の利用状況は、

 

つどいの広場からみた研修棟と体育館

つどいの広場からみた研修棟と体育館

 

表1 その他の施設設備

表1 その他の施設設備

 

図1 昭和50年度 対象別研修内容の比較

 

 

 

 

 


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