教育福島0020号(1977年(S52)04月)-022page
学校・家庭・地域の緊急な連携を
非行防止について広聴会を開催
学識経験者より意見をきく
県教育委員会では、いたましい生徒事故の発生に伴い、当面する生徒指導上の諸問題について、昭和五十二年一月二十四日午前九時より、県庁西庁舎十一階会議室において、「児童生徒の非行防止について意見をきく会」を開催し、学識経験者より貴重な御意見をいただきました。
あいさつする三本杉教育長
会議は、三本杉教育長のあいさつのあと、平山教育次長の司会で進められました。
記録は、発言者全員について録音したものをききとり書きしたものですが前半は、須賀川第三小学校の児童による殺人事件について「どのような感想を持っているか」について意見を承ったものであり、後半は、具体的に「学校教育に望むもの」、「家庭教育に望むもの」、「地域社会はどうすべきか」、「行政に望むもの」の四点について建設的な意見を承ったものです。
今回は、特に広聴会の中心である後半の部分を掲載いたしました。
県教育委員会では、これらの意見や提言をじゅうぶん分析・検討して真に人間尊重の精神に徹した、温かい人間的ふれあいの教育ができるよう、教育行政を進めて行くつもりです。
各学校及び教育関係機関におかれても、学校教育や生徒指導の原点に立ち返り、児童生徒の指導になおいっそう努力されるよう希望いたします。
御出席のかたがたは次のとおりです。
福島大学教授 教育心理学 工藤正悟
福島県立医科大学講師 神経精神医学 丸子一夫
福島県警察本部 防犯少年課課長 小野博
同 主任婦人少年補導官 宮本言
中央児童相談所専門心理判定員兼課長 加賀美代子
福島市立福島第一小学校PTA会員 山川章
須賀川市立第三小学校PTA会員 佐藤栄子
福島県小学校長会長 古関富男
福島県中学校長会長 遠藤伊雄
福島県高等学校長協会県北支部長 藤井勇
福島県婦人教育指導員 梅津絹子
福島県生活環境部青少年課課長補佐 福地庄司
福島県厚生部児童家庭課課長補佐 伊勢輝雄
福島県教育委員会委員長 笠原美◆
同 委員 坪井◆夫
同 委員 山崎忠兵衛
同 委員 宮森栄介
同 教育長 三本杉國雄
同 教育次長 平山正秋
同 教育次長 佐久間庄一
同 関係課長