教育福島0020号(1977年(S52)04月)-047page

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わが校のほこり

 

福島県立

 

福島県立

小野高等学校

 

地理の授業でOHPとTVカメラを利用

 

地理の授業でOHPとTVカメラを利用

 

家庭一般の授業でOHPとアナライザー利用

 

家庭一般の授業でOHPとアナライザー利用

 

本校の視聴覚教室には、レクチャーテーブルのボタン一つで、視聴覚教材を自由自在にかつ効果的に操作できる集中自動制御装置を設備し、スクリーンも従来の暗室型のものではなく透過式スクリーンを採用しているので、今までのように教材資料とスクリーン映像との対比の困難性が回避された。また昨年にはカラーTVカメラの購入が実現し、VTRによるTV番組の録画教材だけでなくビデオテープ教材の自作も可能となった。

さる四十九、五十年に教育委員会より教育機器の研究指定校となってから各教科とも教材、学習材に対する教師の関心がたかまり、それにともない視聴覚教室の使用、一般教室でのOHPの使用の回数が多くなり、授業のシステム化、学習のシステム化が進められている。教育の近代化が叫ばれ『教育工学』のことばさえ出現し、教育効果をより充実させるための教育技術が研究されている今日、異質の学科併立といつ総合高校の本校では、生徒の能力・適正・進路の多様化に対応しなければならない現状にきている。そのため、教育機器を積極的に利用し授業の効率化を図るとともに、この地域の生徒たちがいながらにして多くの資料に接し有効適切な経験が得られるよう、今後も本校の施設設備を生かすための研究を進めていかなければならない。しかし実際には、教師自身が機械に弱いからと遠慮がちになる傾向にあるが「習うより慣れろ」の姿勢で現職教育に力を入れている。

 

アナライザーで生徒の意識調査(L.H.R.)

 

アナライザーで生徒の意識調査(L.H.R.)

 

スライドを利用しての音楽の授業

 

スライドを利用しての音楽の授業

 

 

 


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