教育福島0022号(1977年(S52)07月)-009page
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(1)体力診断テスト
ア小学生
男女の伏臥上体そらし、立位体前屈、踏み台昇降運動
イ中学生
男女の背筋力、立位体前屈、女子の伏臥上体そらし
ウ高校生
男女の立位体前屈、男子の背筋力、踏み台昇降運動
(2)運動能カテスト
ア小学生
男女の五十メートル走、男子の走り幅とび、懸垂腕屈伸
イ中学生
男子の五十メートル走、女子の斜め懸垂腕屈伸
ウ高校生
男女の持久走、男子の懸垂腕屈伸、女子のハンドボール投げ
これは、児童生徒の運動能力の中で筋力、持久力、柔軟生、瞬発力が、昭和四十一年度より共通して劣るか停滞している状況を示している。
これらの問題解決に当たっては、教育目標に沿って計画的一継続的に身体活動を行わせることによって体力が養成されるよう指導されるべきである。
体格的には著しい発育・発達を示しているが、身体活動の中心となっている大筋群と、精神作用と深い関係があるといわれる持久力の不足が目立つことについて、注目しなければならない。
(2)昭和五十一年度の全国と本県の比較(表2)
昭和五十一年度の児童生徒のスポーツテストの結果を、全国と本県の平均で比較してみると、体力診断テストにおいては本県の結果が優れており、運動能カテストにおいては劣る傾向を示している。
これらの結果について年齢・種目別に比較して特に劣っているものは次のとおりである。
(1)体力診断テスト
ア小学生
男女の垂直とび、男子の立位体前屈
イ中学生
男女の垂直とび
ウ高校生
男子の背筋力、女子の垂直とび
(2)運動能カテスト
ア小学生
男女の五十メートル走、走り幅とび
イ中学生
男女の五十メートル走、走り幅とび、持久走、男子の懸垂腕屈伸。
ウ高校生
男女の五十メートル走、走り幅とび、持久走、女子の斜め懸垂腕屈伸
このような傾向の中でも、男女の垂直とびが全年齢にわたって劣ること。特に十歳が著しく劣っているのは、大きな問題である。
次に体力診断テストが優位を示す年齢・種目をあげると、全年齢にわたる男女の握力と、女子の立位体前屈、男女の十歳を除いた、反復横とび、踏み台昇降運動等である。
運動能カテストは全体的に走・跳が劣っており、特に男女の五十メートル
表2昭和51年度体力診断・運動能カテストの全国と本県の比較
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