教育福島0025号(1977年(S52)10月)-033page
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4) 学習問題と指導事項そして児童の活動の関係づけと明確化に努めた。
(二) 指導の視点
五十メートル間のハードルの数をかえたタイム計測競争によってタイム差から一人一人の問題点を見つけさせ主体的なおう盛な運動をさせた。
(三) 指導過程
一単元を四時取り扱いとし、各時の時数を示した。
五、指導後の考察と追求
・ うまく跳べない理由
1) バランスをくずす〔原因〕
・ 振り上げ脚と同じ手が前にでる
・ 身体が障害を通過した後で体側面より後方まで腕をまわしすぎる
・ 着地足が内側に入りすぎる
・ 爪先を伸ばしたまま着地する
・ 視点を動かす
2) 高く跳び過ぎる〔原因〕
・ 踏み切り地点が近すぎる
・ ぬき足の下腿が下がっている
・ 股関節が開かれていない
3) 腰が落ちる〔原因〕
・ 振り上げ脚を伸ばしたまま振り上げる
・ 必要以上の上体の前傾がある
4) 両脚をほとんど同時に着地する
〔原因〕
・ 股関節が開かれていない
・ 踏み切り脚を最後まで残さない
授業を構成するのは教師である。まず効率的な授業を組み立てることがたいせつであろう。この指導が終わったとき、わたしは満足感に浸った。その満足感の内には技能の向上はさることながら、一人一人の児童が意欲的に取り組み追求していこうとする姿、そこに指導の手をさしのべることが容易にできたこと、学習が終わっても、グループで、ときには個人で練習に励む姿が続いていたこと。こんな時、教師である自分を厳しくひきしめるものである。こんな日々の連日でありたい。
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