教育福島0025号(1977年(S52)10月)-035page
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に資する。年二回を計画し、一回目を情報交換、二回目を役員、リーダーの研修の内容を考えて実施する。
(7) 福島市婦人国内研修
県外における婦人団体活動及び学習活動等の先進地に、本市婦人団体などからリーダーを派遣し、現地における研修、交流をもち、福島市婦人教育の展開に役立てる。
(8) 公民館における事業活動
市内の十館において、それぞれの公民館の実情に即して、婦人教育関係事業活動が実施されている。管内婦人学級の連絡会議、婦人講座のほか、婦人団体を対象の事業が進められている。(別表のとおり)
このほか、婦人学級委員長会議、県主催の婦人教育指導者研修及び県婦人学級生大会に関係者を派遣し、民間指導者の育成と確保を図る計画である。
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福島市清水婦人学級
四、婦人教育の当面する問題
(1) 婦人学級
1) 就労婦人の増加、家庭生活の変化等により、学級への参加者が減少の傾向にある。
2) 学級生の固定化、学習内容のマンネリがみられ、リーダー不足にある。
3) 年齢・地域性の実情にもよるが、問題意識が乏しく、自主的学級運営がなされない。
4) 主体的な学習活動への取り組み、問題解決への系統的展開が欠ける。
(2) 婦人団体
1) 会員全体の高年齢化により、学習
活動、地域活動がむずかしくなっている。
2) 婦人団体の組織が、市の周辺地域だけに片寄り、市中心地域での組織が全くない。
3) 新規に加入する婦人が少なく、事業活動がマンネリ化し、リーダー不足にある。
4) 会員意識がうすく、団体の目標が表面的で、組織全体に深まっていない。
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東京都中央区婦人学級連絡会との交歓研修
五、今後の課題
(1) 婦人学級
1) 学級の充実を図るため、開設要項の見なおし、学級内容の系統的な明確化を考慮しなければならない。
2) 地域に応じた学習展開を促進するため、準備会の開催検討などにより地域全体の婦人学級としての運営のくふう。
3) 学習成果が、日常生活や地域活動に生かす、主体的学習意識の高揚を図る問題の研究。
4) 学習活動の終了後、自主的な団体グループへの参加、移行への方策と育成を考えなければならない。
(2) 婦人団体
1) 組織における目標の具体化、活動の再確認について研修する機会の設定を考慮し、育成助長に努める。
2) リーダーの養成を図り、会員意識を高めるための方法研究と組織の見なおしを図る。
3) 地域団体、目的団体ともに、地域連帯形成のため、ボランテイア活動への参加を促進する。
4) 婦人団体の連絡協調を図る「協議会」の組織化を進める。
以上、本市の現状と当面する課題について述べたが、さらに一般婦人自身が各年代に応じた学習に参加し、団体活動の一員として連帯意識が高められるよう、広報活動を促進し、市内十館の公民館活動と相互連絡を図り、これらの方策について努力していくことが必要であると考えている。
(別表) 52年度福島市の公民館活動における婦人教育事業 (婦人学級関係を除く)
公民館名 事業名 回数 備考 中央 第6回女性大学講座
商店主婦の講座
婦人講座20
12
(5分館)清水 婦人指導者研修講座
清水地区婦人大会
高齢者と婦人の集い2
1
1西 婦人団体役員研修会 1 北 婦人団体代表者会議
婦人団体指導者研修
老人と婦人の集い3
3
2飯坂 婦人団体リーダー研修会
文化祭婦人大会
婦人講座1
1
(2分館)松川 婦人講座 信夫 婦人団体連絡会 2 吾妻 婦人会指導者研修会
婦人団体交歓会
婦人講座2
1
(4分館)
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