教育福島0025号(1977年(S52)10月)-045page

わが校のほこり

　

　

福島市立

瀬上小学校

　

　

昨年11月完成した校舎全景

　

　

魚の観察用水そう(玄関)

　

本校では、「子供の創造的活動を高める理科指導」をテーマにして、研究を推進してきているが、現在は特に授業の研究と環境の構成に力を注いでいる。

授業の研究では、どうしても教師の指示や発問が多すぎるという過去の反省から、教える授業より、子供の活動を高めるということに意を注ぎ、実態のは握を中心に、児童理解に力を入れ授業の組織化を図っている。

環境の構成については、子供に働きかける施設を中心に考え、疑問をもたせ、解決の方法を自分で見つけ出し、聞いたり調べたりする自主的な活動に力を入れ、岩石園、動植物飼育・栽培、観察用魚の水そう等の経営に、児童も積極的に参加させている。

現在まで、ソニー理料教育振興財団より、二回にわたり受賞している。

また、五年計画の学校建築も昨年で完成し、特別教室も完備した環境で、音楽教育、図工教育にも力を入れている。昨年は、小教研図工部の県大会を開催し、その成果が教育美術振興財団より優秀校として、また県教委よりは学校賞を受賞した。

また、本校は県教育センターの近くなので、センターの依頼を受け、現在まで国語、算数、体育の授業研究を実施している。

これらの諸活動をとおして、子供の創造的活動が諸教科へ広がることを考えながら、子供とともに充実した学校生活を送っている。

　

　

創造的意欲を高める理科指導

　

　

岩石園での学習