教育福島0026号(1977年(S52)11月)-008page
校舎の保有面積に対する木造面積の比率は表1のとおり、毎年減少を示し木造校舎の解消が図られている。
木造面積に対する、危険面積(耐力度点数四千五百点以下の建物)の比率も毎年減少し、危険建物の改築が図られていることを示している。
なお危険面積に対する、要改築面積の比率は、昭和四十七、四十八年度を除けば非常に高くなっており、危険面積の大部分は要改築面積であることを示している。
危険改築事業(全面移転)昭和50年度完成
〔県立原町高等学校〕
二、県立高等学校体育施設の整備
(1) 屋内運動場
新増改築事業 昭和51年度完成
(県立白河高等学校矢吹分校現在県立矢吹高等学校)
屋内運動場における施設状況は図4に示すとおりである。
保有面積については、必要面積を下回っているがともに横ばいとなっている。昭和五十一年度で保有率は九四%となり一部を除けばほぼ充実しているといえる。また不足面積については、昭和四十九年度までは減少を示してきたものの、昭和五十年度に公立学校施設台帳の作成提要の一部改正に伴い増加したものである。
危険面積は昭和四十九年度まではわずかながら増加を示しているが、昭和五十年度以降危険建物の取りこわしによるもので減少を示している。
屋内運動場の構造別保有状況は図5のとおりである。
構造比率では鉄骨造が大部分を占めており、鉄筋造は昭和五十一年度において一%の保有になったにすぎない。
鉄骨造は昭和四十九年度までは増加の傾向を示すが、昭和五十年度以降の比率は一定である。
全国平均と比較すると、本県は鉄骨造の占める割合が非常に高く、鉄筋造は低くなっている。
木造比率は昭和四十八年度までは低く昭和四十九年度以降は同率となっている。
屋内運動場の保有面積に対する木造面積の比率は表4のとおりである。
毎年木造比率が減少し非木造化が進んでいることを示している。
木造面積に対する危険面積の比率は
表1 校舎の保有面積,木造校舎にしめる危険面積,要改築面積比率
単位:m2
区分 年度 保有面積
(A)木造面積
(B)比率
(B)/(A)危険面積
(C)比率
(C)/(B)要改築面積 (D) 比率
(D)/(C)47 584,589 169,957 29.0% 36,366 21.4% 22,461 61.8% 48 614,108 156,879 25.5 31,871 20.3 27,396 85.9 49 632,075 140,708 22.2 21,752 15.5 12,657 58.2 50 642,290 131,641 20.4 19,676 14.9 19,277 98.0 51 645,304 116,804 18.1 15,486 13.3 15,168 97.9
(注)1. 産振校舎も含む。
2. 公立学校建物の実態調査報告(毎年5月1日現在)による。
表2 一般校舎年次別施設整備実施状況
単位:m2
区分 年度 危険改築 新増改築 学校数 R S W 計 学校数 R S W 計 47 10 28,461 28,461 48 12 24,338 171 24,509 2 188 274 288 750 49 10 22,810 22,810 4 1,525 805 2,330 50 8 13,802 63 13,865 3 3,698 3,698 51 7 11,565 11,565 3 3,474 3,924 (注)各年度区分の面積はそれぞれ前年度4月1日より当該年度3月31日まで実施した面積である。
表3 産振校舎年次別施設整備実施状況
単位:m2
年度 区分 新増改築 学校数 R S W 計 46 11 2,824 3,728 6,552 47 15 1,305 6,836 8,141 48 13 1,665 7,698 9,363 49 9 3,715 1,087 4,802 50 6 1,214 2,384 3,598 (注)各年度区分の面積はそれぞれ前年度4月1日より当該年度3月31日まで実施した面積である。