教育福島0026号(1977年(S52)11月)-017page
が増えたものである。
危険面積の内、要改築面積については、昭和四十八年度を最高として(これは前記の耐力度調査実施によるため現れたもの)その面積は年々減少しているが、その比率は毎年高くなり昭和五十一年度では八二%となっている。
中学校校舎の保有面積に対する危険面積及び要改築面積について、表15でみると、昭和五十一年度には木造の保有比率五一%で、小学校校舎と同様半数以上を占め、その二三%が危険面積であり、かつまたその九四%が要改築の校舎となっている。
小学校屋内運動場の保有面積に対する、危険面積及び要改築面積についてみると表16のとおり、昭和五十一年度で保有の三〇%が木造でうち危険面積は一六%と低く、昭和四十七年度からの推移でみるとこの比率は年々低くなる傾向を示している。
中学校屋内運動場の保有面積に対する危険面積及び要改築面積の比率をみると、表17のとおり、昭和四十七年度までは、危険面積がないためゼロである。木造面積そのものが年々整備され昭和四十八年度以降には危険面積が生ずるものの比率は低く、昭和五十年度を除き一〇%に満たない。
危険に対する要改築面積の比率は年々高くなる。
なお、最近五か年の公立学校施設整備事業の実績状況は表18のとおりである。
表11 建物基準別分類(小学校屋内運動場)
年度 学校数 保有 未保有 基準以下 基準以上 計 学校数 比率 不足面積 比率 学校数 比率 学校数 比率 学校数 比率 47 721 157 33.9% 306 66.1% 463 64.2% 258 35.8% 80.259m2 26.0% 48 712 147 30.0 343 70.0 490 68.8 222 31.2 69,328 23.9 49 704 267 53.8 229 46.2 496 70.5 208 29.5 104,600 26.6 50 700 366 71.1 149 28.9 515 73.6 185 26.4 104,939 24.6 51 692 357 69.5 157 30.5 514 74.3 178 25.7 97,578 23.1
(未保有の不足面積及び比率は必要面積に対するものである。)
表12 建物基準別分類(中学校屋内運動場)
年度 学校数 保有 未保有 基準以下 基準以上 計 学校数 比率 不足面積 比率 学校数 比率 学校数 比率 学校数 比率 47 277 68 28.1% 174 71.9% 242 87.4% 35 12.6% 15,078m2 9.1% 48 270 64 26.6 177 73.4 241 89.2 29 10.7 12,058 8.5 49 268 104 43.2 137 56.8 241 89.9 27 10.1 16,991 9.3 50 264 128 54.2 108 45.8 236 89.4 28 10.6 19,123 9.5 51 263 128 52.9 114 47.1 242 92.0 21 8.0 14,023 7.0
表13 学校プール充足状況
区分 学校数 設置校 未設置校 充足率 公立小学校 六八三 三八八 二九五 五六・八 公立中学校 二六三 一四二 一二一 五四・〇 公立高等学校 九六 五四 四二 五六・二 公立盲学校 四 〇 四 〇 公立聾学校 四 〇 四 〇 公立養護学校 九 〇 九 〇 私立小学校 三 〇 三 〇 私立中学校 三 一 二 三三・三 私立高等学校 十七 一 一六 五・八 計 一、〇八二 五八六 四九六 五四・二
表14 公立学校建物の危険,要改築面積(小学校校舎) 単位:m2
区分年度 保有面積(A) 木造面積(B) 比率(B)/(A) 危険面積(C) 比率(C)/(B) 要改築面積(D) 比率(D)/(C) 47 1,281,866 841,562 65.6% 177,973 21.1% 124,625 62.2% 48 1,296,675 792,756 61.1 303,676 38.3 253,991 74.3 49 1,276,444 742,997 58.2 265,648 35.7 225,231 75.3 50 1,286,726 710,318 55.0 216,832 30.5 204,131 83.6 51 1,292,836 674,648 52.1 186,931 27.7 173,946 82.7
(カッコ内はR換面積)
表15 公立学校建物の危険,要改築面積(中学校校舎) 単位:m2
区分年度 保有面積(A) 木造面積(B) 比率(B)/(A) 危険面積(C) 比率(C)/(B) 要改築面積(D) 比率(D)/(C) 47 757,300 507,656 67.0% 64,729 12.7% 49,913 68.5% 48 751,066 461,488 61.4 126,509 27.4 115,410 81.0 49 739,120 421,443 57.0 104,750 24.8 98,730 83.7 50 751,511 407,262 54.1 101,881 25.0 106,227 92.6 51 763,997 392,815 51.4 87,723 22.3 92,771 94.0
表16 公立学校建物の危険,要改築面積(小学校屋内運動場) 単位:m2
区分年度 保有面積(A) 木造面積(B) 比率(B)/(A) 危険面積(C) 比率(C)/(B) 要改築面積(D) 比率(D)/(C) 47 240,425 107,239 44.6% 25,476 23.7% 20,971 73.1% 48 255,821 99,554 38.9 24,600 24.7 19,441 70.2 49 263,129 93,042 35.3 20,063 21.5 17,571 77.8 50 274,041 92,188 33.6 19,391 21.0 17,808 81.6 51 280,089 86,623 30.9 14,423 16.6 12,820 79.0
表17公立学校建物の危険,要改築面積(中学校屋内運動場) 単位:m2
区分年度 保有面積(A) 木造面積(B) 比率(B)/(A) 危険面積(C) 比率(C)/(B) 要改築面積(D) 比率(D)/(C) 47 185,197 66,766 36.0% - -% - -% 48 182,225 58,120 31.8 4,894 8.4 3,897 70.7 49 179,796 52,072 28.9 3,244 6.2 2,623 71.8 50 178,275 49,851 27.9 5,001 10.0 4,461 79.2 51 184,326 49,016 26.5 4,148 8.4 3,826 81.9