教育福島0028号(1978年(S53)01月)-007page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

二、入賞者

応募八十二編の中から審査の結果、次の論文及び実践記録を入賞とした。

 

三、審査

(一) 審査基準

○研究対象、実践意図の適切性

○研究計画、内容の適切性

○資料及び解釈の適切性

○研究成果の有効性

○実践過程の評価改善

○論旨の一貫性、まとめの適切性

(二) 審査

各教育事務所並びに義務教育課において予備審査を行い、十一月二十二日、県教育委員室において次の審査委員によって本審査を行った。

○審査委員長(敬称略)

郡山女子大学短期大学部教授 長谷川寿郎

○審査委員

学校法人福島工業高等学校長 栗原喜蔵

福島大学教育学部教授 蜂谷剛

同 大澤貞一郎

 

四、講評

(一) 主題の設定について

研究主題を設定したら、追究する観点を明確にし、論点がくずれないようにすること。

(二) 論述のしかたについて

研究論文、実践記録とも形は整えられているが、内容面の充実を図ること。

添付資料は精選されているが、研究内容との関連において、参照事項は本文の中で明確にすること。

(三) まとめ方について

研究内容は児童生徒一人一人に生かされ、その変容を具体的におさえられるようにすること。

結論を無理に仮説に合わせたり、自己の仮説を最高とするようなまとめ方は、再検討し改善すること。

(四) その他考慮することについて

研究論文と実践報告を区別してまとめることや原稿用紙の使い方などについてはじゅうぶんな注意が望まれる。

 

(一) 特選

 

氏名 研究主題名
高島現伊達小学校教諭(社会)変遷の理解を中心とした歴史学習のつまずきについて
佐藤紀子野沢小学校教諭(算数)児童一人一人の能力を伸ばす指導をめざして
山ノ内ワグリ謹教小学校教諭(数学)数学科において指導内容の重点化と教材の精選を図り、指導法の改善を通じて基礎的・基本的内容の定着を図るにはどうすればよいか
木村敦子平第五小学校教諭(体育)子供の創造性を引き出し創作活動を活発にするダンス(表現)・体操指導の実践

 

(二) 入選

 

氏名 研究主題名
加藤隆二本松南小学校教諭(国語)説明的文章読解学習において、学習の個別化を図るためにはどんな方法をとればよいか
鈴木信正白河第一小学校教諭(国語)文章表現に使える漢字を増す指導
国分善章郡山第二中学校教諭(理科)探究の過程を身につけさせる板書のあり方を求めて
天野正雄桧原小学校教諭(体育)障害走の特性をとらえて基礎的な技能を高める指導
室井文輔浅川中学校教諭(生徒指導)生徒理解のために学級担任はどのように取り組んだらよいか
宮森幸運城西小学校教諭(養護教育)自閉症改善のメカニズムを追って
宮内陸照鶴城小学校教諭(養護教育)二次性吃(きつ)音児の自律訓練と行動療法による治療指導の実践的研究
山崎公三中村第一小学校教諭(養護教育)軽度精神薄弱児の授業のうけ方をどのように改善したらよいか
酒井恭子油井小学校養護教諭(保健教育)肥満児の対策とその指導をどのようにしたらよいか

 

 

 


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育委員会に帰属します。