教育福島0032号(1978年(S53)07月)-031page
写真 自己評価例
図1 単元の構成
えても流水の働きが一番大きな要因だろうということになった。
検証の段階では、児童自身が材料を集め、考案した装置によって、確かめを行ったため、児童の創意くふうが随所に見られ、是が非でも成功させようとする努力が感じられた。比較的実験に関心が薄い児童も、積極的に取りくんでいた。
四、終わりに
地層の単元は、過去何回かの指導では、教材研究不足のため、おざなりに扱い、児童も興味が乗らないままに、教科書だけの知識に終わってしまっていた。今回の授業では、児童の男女差の区別なく、郷土の地層・地形に興味を示し、更に、海岸、火山地帯の地層を調査したいという希望が出て来た。これは探究意欲の表れといってよいと思う。
今後の課題は、児童自身の考案による実験装置の製作や解決の方法にどのような助言・指導を与えてやれば科学の方法取得に効果的かということについて研究を続けていきたい。
図2 指導課程