教育福島0032号(1978年(S53)07月)-035page

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二、学習活動の状況

 

(一) 家庭教育

1) お母さん教室(妊婦対象)

2) ふたば学級(幼児保護者対象)

3) 家庭教育講座(小中校の保護者対象)三講座

4) 家庭教育講座(高校生父兄対象)

(二) 青少年教育

1) 海と山の宿泊研修(小中校児重々生徒対象)四回

2) 宿泊訓練山と湖の集い。ボランティアスクール(高校生対象)

3) 在学青少年育成懇談会

4) 青年教室「若者」(勤労青年対象)

5) 青年団体初級指導者研修会(前・後期)

6) こども育成研修会(PTA対象)

 

「若者」昼間のつかれもわすれて

「若者」昼間のつかれもわすれて

 

(三) 成人教育

1) 婦人教育講座(十三学級)

2) 成人講座(成人一般対象)

3) 福祉講座(社会福祉協と共催)

4) 高齢者講座

(四) 視聴覚講座

学習教材としてフイルム、OHP、VTR等の活用促進等

(五) 職業・生産

1) 農業大学講座

町開発センターが事業をもち、公民館と協力して簿記及び商店経営等について学習

(六) 生活設計

1) マイホームスクール

2) 消費生活懇談会

3) 生活合理化の推進

(七) 読書の推進

1) 家庭文庫の貸し出し

2) こども会文庫の貸し出し

3) 職場団体文庫の貸し出し

4) 読書グループの養成

(八) 芸術文化

1) 芸術文化の集い

2) 移動社会バス(小学生対象)

3) 移動文化財講座(一般対象)

(九) 余暇活動

十一コースあり、会費制で、それぞれ独自に運営している。

(十) 団体育成

1) 青少年団体初級指導者研修会

2) 婦人団体運営研修会

3) PTA運営研修会

4) 青年の国内外の研修

 

「若者」講義

「若者」講義

 

三、社会体育

 

従前社会体育施設は全然なく、各学校の施設に依存していたが、昨年度しゅん工した体育センターが盛んに利用され町民の体力づくりに貢献している。

(一) 体力づくり

1) 健康づくり教室

2) ママのトレーニング教室

3) 楽しい母と子の体力づくり

4) 体育館の無料解放日

(二) スポーツ教室--省略

とくに、青少年教育について、やや詳しぐ述べたい。

社会教育の重点課題のトップに勤労青少年対策事業があげられている。

社教指導員を昭和五十一年度に設置以来青少年担当として専念しているが、三十歳代であり、以前青年団長、公民館運審委員長も経験した識見の豊かさで青年の心をとらえ、すばらしい活動を展開している。

昨年四月から青年教室「若者」を開設し、青年期における各種の集団活動等に積極的に参加し、自己の存在と責任を自覚した青年を育成し、生産活動に従事できるよう学習方法内容にくふうをこらしている。

また、一方在学青少年の健全育成を重視し、高校管理下外の青少年を対象とした健全な指導がなされるべきである。

そこで、本年度は高校生を対象とした事業として、次の二つを計画している。

1) 「山と湖畔の集い」

高校生の生き方について討議し、キャンプ生活をとおして健全な生活を経験し、子供会のリーダーとしての技術を身につけさせる。

2) ボランテイアスクール

高校生の純真な心に奉仕活動の意義を習得させ、高校生活に役立たせ将来も奉仕活動ができるような素地を養う。

 

四、終わりに

 

わが町の社会教育は、前述のように長い苦難の道を歩みながら、関係者の努力と住民の意欲のたかまりが合致して、着々とその実をあげつつある。

しかし、社会教育の阻害要因はまだまだ多く、それをふみ越えて明るい町づくりに貢献していきたい。

 

 

 


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