教育福島0032号(1978年(S53)07月)-045page
わが校のほこり
鹿島町立八沢小学校
校舎全景
飯ごう炊飯訓練
町の北側を東西に走る丘陵の中腹に昭和四十六年、鉄筋二三階建校舎として完成した、創立百八年の歴史をもつ学校である。校舎正面には日本式庭園から一段下って運動場、プール、その前方には水田地帯、太平洋と、目を先に移すたびに変化に富んだ風景が眺められ教育の場に最もふさわしい環境である。
以前より礼節を重んずる学校として知られてきたが、その長所を更に生かしながら、知、徳、体の調和のとれた人間の育成をめざし努力している。
なかでも、昭和四十八年度より、授業の質的向上をめざし、日課表のくふうにより、放課後「ひろば」の時間を特設し、運動、作業、話し合い等の場を通し、児童と児童、教師の望ましい人間関係づくりと体力づくりに励んでいる。新教育課程への移行期に、従来の反省と将来の見通しをもとに、目下改善を加えながら、ゆとりの時間の活動の充実を期すべく研究している。
楽しいリズム遊び
自己たしかめによる学習活動
教科指導面では、昭和五十一年度県小教研教育評価部会の会場校として「学習過程における児童の自己たしかめ」について、五十年度よりの研究を発表したが、自主的、主体的な学習活動の実現を図るため、更にその研究を深めるよう努力している。
純農村でありながら、PTA月例会の保護者等の出席率は常に八〇%以上という熱意を肝に銘じ、一人をたいせつにしながら、目標達成に努力していきたいと考えている。