教育福島0032号(1978年(S53)07月)-046page
わが校のほこり
いわき市立内郷第一中学校
前庭と玄関
LL教室での授業
本校は、常磐線内郷駅から一キロメートル北西の高坂台地に、昭和四十八年改築工事として建てられた。
近代的校舎、千八十平方メートルの屋体と広い校庭、加えて和洋式庭園を配し、りっぱな環境が構成された。
わが校は、前から学力とスポーツとの両立を合いことばに、一丸となった教師団の指導のもと、きびしい訓練に耐えるべく努力している。これが誇りのひとつであろうか。
十三種目の部には六百名の生徒が所属し活動している。なかでも昨年秋の県駅伝大会の逆転優勝の快挙は、全校生徒に深い感動を呼び起こした。
しかしながら、本校では必要以上に勝敗にこだわらず、各部が入賞を目ざすための過程に重きをおき、そこにはぐくまれるもろもろの効果に期待するというとらえ方をしている。従って部指導には全職員が参加し、いわば生徒指導的役割を果たそうというねらいをもっている。
筋力づくりをめざして
部の練習風景
一方、昨年は待望のLL教室の完成をみ、以来生徒の期待は大きい。本校では特に基礎学力の定着をめざし、学力向上対策委員会を数年前に発足させ、学習態度の育成、朝自習の徹底、家庭学習の充実、学業不振児の指導に力を入れている。
知・徳・体の三拍子そろった教育活動を志向して、本校も、生徒・学校・地域の三拍子そろった態度で前進じたい。