教育福島0033号(1978年(S53)08月)-034page
わが町の社会教育
只見町の少年教育
只見町教育委員会
一、はじめに
「豊かで、住みやすく、文化の香り高い、きれいな自然の、魅力ある町」を将来像とする只見町の社会教育は、昭和四十八年三月に策定され、昭和四十八年度から昭和六十年度までを計画期間とする「新只見町振興計画」に基づき、昭和五十四年度を中間年度として、三年間ローリング方式による振興計画を策定してすすめられている。ここでは、第二次(昭和五十一〜五十二年度)の少年教育振興施策と、その実施概要等についてのべることにする。
おはよう体力づくり(朝日公民館主催)
二、第二次少年教育振興重点施策
昭和五十年度末、町社会教育委員会町内小中学校長会、町青少年問題協議会等の意見、関係職員の反省に基づき少年の身体的活動への関心や知識欲、冒険心等を高め、自発性に基づく多面的活動を多く取り入れ、特に、仲間との集団活動を通じて、家庭や学校では期待しにくい体験をえさせ、その成長発達を促すよう、つぎの施策を重点とし、その実現につとめている。
1)自発的活動の促進と条件の整備
2)地域少年の実態のは握と少年教育体系の確立
3)少年に対する社会的関心の高揚と育成組織の拡充
4)少年団体への加入促進と健全育成
5)組織内リーダー並びに民間有志指導者の発掘と養成
6)関係機関・団体等との連携の強化
三、昭和五十三年度少年教育重点目標
1)少年の関係施設利用の促進
2)少年団体への加入促進
3)「ガキ大将」の育成と団体の自発的活動の奨励
4)少年に対する社会的関心の高揚と家庭教育の充実
5)民間有志指導者の発掘・計画的養成と確保
四、昭和五十三年度事業計画の概要
前記目標の達成をめざし、今年度は表1のような事業を計画、実施しているところであるが、紙面の関係で以下「少年宿泊研修」と「ガキ大将教室」事業について、ややくわしく述べる程
表1 昭和53年度 少年教育事業計画表