教育福島0033号(1978年(S53)08月)-035page
度にとどめる。
(一)只見町少年宿泊研修
1)趣旨
町内における各少年団体の自発的活動を推進するうえで、中心的役割をはたしている小学校六年生並びに中学校二年生を対象に、只見の恵まれた大自然に親しみながらの楽しい共同宿泊生活の経験を通して、野外活動に必要な知識・技能を修得させ、リーダーとしての資質の向上をはかるとともに、望ましい人間関係づくりやよい思い出づくりに資したい。
2)とき 八月八日〜九日(一泊二日)
3)ところ 只見町青少年旅行村、他
4)対象者 二百四十七名
○町内小学校六年生 九十九名
タコづくりの手ほどきを受ける少年
野外学習風景(少年宿泊研修)
○町内中学校二年生 百四十八名
○研修内容
○講義・リーダーの役割
○講義・演習等 ○テント設営と撤収 ○炊事と食事 ○キャンプファイヤー ○オリエンテーリング ○遊びのくふう
(二)ガキ大将教室
1)施策の特色
○遊びの指導を通して遊びの楽しさや意義を体得させ、少年時代のよい思い出づくりに資するとともに、創造性、協調性、自主性等をはぐくみ、心も体もたくましい、いわゆる「ガキ大将」を育成するのがねらい。
○公民館による青少年健全育成施策の一環として、昭和五十一年度から開設し、子供たちに施設を開放している。
○学習内容は、地域の伝統的遊びを中心に、恵まれた只見の自然、特性をじゅうぶん生かしている。
○教室運営は子供たちにまかせているが、助言ならびに、環境・条件整備等、育成・援助機関として、PTA、地域有志指導者等による「指導委員会」を組織している。
○地域民の子供たちに対する関心を深め、あわせて地域連帯感の高揚を期待し、地域民の事業参加の機会を多くもつよう配慮している。
2)開設教室の名称・実施機関
○只見ガキ大将教室 (只見公民館)
○ちびっ子公民館 (明和公民館)
(明和ガキ大将教室)
3)対象者・開設期間 表1参照
4)学習計画
○只見ガキ大将教室 表2参照
(明和ガキ大将教室は省略)
5)運営組織 表3参照
五、今後の課題
1)第三次以降における少年教育をどのようにすすめたらよいか。
2)少年教育に対する社会的関心を高めるとともに、育成組織の拡充をはかるにはどうしたらよいか。
3)指導者の発掘・養成及び指導体制づくりをどのようにすすめたらよいか。
表2 只見ガキ大将教室学習計画
表3 ガキ大将教室運営組織