教育福島0033号(1978年(S53)08月)-042page
教育委員会から
お知らせ
若人の祭典ここに開幕
本県選手団堂々の入場行進
八月一日福島市信夫が丘競技場において、県民待望の五十三年度全国高校総合体育大会は、総合開会式で幕があけられました。
晴れわたった夏空の下、一万二千人の観衆の熱い視線と拍手を浴びて、四十七都道府県から、約五千人の役員、選手団が堂々と入場行進しました。
県民の期待を胸に本県選手団
集団演技”福島の四季”
開催県の本県役員、選手団は、最後に入場しましたがスタンドからの拍手は一段と強まり、三拍子の拍手に合わせた行進は見事なまとまりを見せました。
式典に先だって、県北高校連合ブラスバンドの演奏、合唱団による屋外コンサート、会津高校剣舞会による「白虎隊」の剣舞、そして相馬農高校生徒百二十名による「相馬流れ山踊」等の公開演技は、観衆のさかんな拍手を浴びました。
式典は、平工業高校陸上競技部浅野弘久主将の選手宣誓に引き続き、福島市内十一高校の男女合わせて二千六百余人の生徒の集団演技が行われました。
″限りない力と豊かな心″の大会テーマを、男子の力強い徒手・組体操と、琴の調べにのった、女子の色あざやかな優雅な群舞とで表現し、一万二千人の観衆を魅了しました。
競技は二日から県内十三市町村を主会場に、宮城、山形、岩手で開催されました。
本県選手の活躍は目ざましく、四日までに優勝した選手、団体は次の通りです。
○弓道
男子個人 名和尚三 (福商)
○漕艇
女子ナックルフォア 喜多方女子高等学校 (二年ぶり二度目の優勝)
○自転車
四千メートル個人追抜き 堀越信男 (白農工)
四千メートル速度競走 矢内智 (白農工)
ピスト総合 白河農工高等学校 (三連ぱ 四度目の優勝)
会津に少年自然の家開設準備
昭和五十五年度開設をめざして、会津坂下町の塔寺に、県立少年自然の家が建設されることになりました。
自然の家は、児童生徒が校外における宿泊や集団活動を通して、心の触れ合いを図る場として、人間形成上極めて有意義なものです。
青少年自然の家は県立の自然の家としては郡山の自然の家に次ぐもので、
会津の自然に恵まれた「自然の家」建設予定地