教育福島0033号(1978年(S53)08月)-043page
広聴会であいさつする辺見教育長
意見を発表する地区代表の先生がた
特に会津地区の児童生徒の校外活動の中心になると考えられ、その開設が期待されています。
青少年の健全育成を目指し
南会津地区で教育広聴会
県教育委員会では、去る七月十三日、県田島合同庁舎において本年度第二回の教育広聴会を開催いたしました。
テーマは「青少年の健全育成を図るため、どのように生徒指導をすすめているか。また、その問題点は何か。」ということで、小学校・中学校・高等学校の先生がた十名から体験に基づく貴重な意見を数多く承ることができました。
当日、意見を述べられた先生がたは次の通りです。
伊南小学校長 関新
舘岩小学校教諭 渡部キヨ子
檜枝岐小学校教諭 三浦仁
朝日中学校教諭 三瓶金次郎
荒海中学校教諭 若杉儀子
下郷中学校教諭 佐藤量平
南郷中学校教諭 平野裕
南会津高等学校長 佐川昇
只見高等学校教頭 古田清二
田島高等学校教諭 古川雅弘
会議は前半、各出席者よりテーマにそって各校の実践活動の状況が発表されました。
その主な内容は、「共通理解を図るために、定期的に生徒を語る会を開き、それを月行事予定表、週行事予定表に組み入れる」「地域との連けいを図るために、地区懇談会、家庭訪問、PTAモデル地区の指定等を行い、さらに学級だより、学年だより、PTA会報、学校長からの連絡等で家庭に呼びかける」「やる気を起こさせる教育相談に取り組むために、一人一人のよりよい適応を図り、中学校三年間の中で個性・能力に気づかせ、意欲的な生活を送ることができるよう援助すること」「生徒理解のための累加記録の重視、あらゆる場や機会をとらえ、意図的に生徒の中に飛び込み、人間的なふれ合いと心の結びつきを強め、相談教師と生徒との望ましい人間関係を育てる」等、実践に基づく貴重な意見が述べられました。
次に会議の後半は、前半に発表された問題に関連して、自由に意見の交換が行われ、
○生徒指導の体制と教員の共通理解
○生徒理解と教育相談
○適応指導
○学業指導・学習訓練と進路指導
○学校間・地域との連携指導
等について真剣な討論が行われました。
特殊教育百年記念
福島県養護教育振興大会の開催
昭和五十三年度は、日本で盲・ろう教育が始められて百年目にあたるため福島県養護振興会では、福島県教育委員会の後援のもとに、盛大に記念振興会並びに研究大会が郡山市を中心に開催されます。
本大会のテーマは「ひとりひとりを生かす、重度化と多様化に応ずる養護教育はいかにあるべきか」のもとに、十一月十四日、十五日の両日、県立郡山養護学校を中心に、昭和五十四年度からの養護教育の義務制をふまえ、特に最近の障害児童生徒の重度化・多様化の中で、養護教育に関する教育内容及び方法の研究と、就学の適正化、教育課題の編成等が論議され、その研究会の成果が期待されています。
七月定例教育委員会開かる
去る七月十二日に開催された定例教育委員会の内容は次の通りです。
○審議事項
議案第一号
福島県高等学校定時制課程及び通信制課程修学資金貸与条例施行規則の一部改正について
議案第二号
福島県市町村立学校職員恩給条例施行規則の一部改正について
議案第三号
福島県市町村公立小学校教員の懲戒処分について
○教育長報告事項
報告第一号
教育庁職員の人事異動について
報告第二号
昭和五十三年度六月補正予算について