教育福島0034号(1978年(S53)09月)-015page

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表2 発表学習テーマ小項目一覧表

  -アメリカ合衆国を例として-
1 アメリカ合衆国の開拓と地域形成
 ア 旧移民と新移民 -その地域的配置及び社会的地位-
 イ 大陸横断鉄道開通の意義 -単調でスケールの大きな国土とその統一  7)
 ウ 最近の人口増加率と個人所得の地域的関係
2 アメリカ合衆国の自然と農牧業
 ア 東西方向に変化する大地形、それに伴なう気候の変化           8)
 イ 適地適作が徹底している農業
 ウ コーンベルトの農業経営(タウンシップ制を含む)
 エ カリフォルニアの農業経営(果樹中心)
3 アメリカ合衆国の地下資源と工業
 ア 豊富な地下資源
 イ 工業の立地移動(綿工業、アルミニューム、鉄鋼業)              9)
 ウ 五大湖の役割りとその周辺の工業化(自動車工業中心)
 エ 第二次大戦後,躍進した州の工業(軍需工業中心)
4 アメリカ合衆国の世界戦略-穀物と資本-
 ア 世界最強の産業 -兵器と農産物-
 イ アメリカの「食料の傘」にある世界
 ウ 超巨大な独占企業の実態(国内支配と海外進出)              10)
5 アメリカ合衆国の社会生活と人種問題
 ア 常に移動しているアメリカ人
 イ WASP優位のアメリカ社会                            11)
 ウ 南音円とはどの範囲をさすか
エ アメリカ合衆国における今日の人種問題
○の番号は生徒番号を示す

 

表3 「キューバ」の授業展開案(1時間)

現代の世界「キューバ」を利用して

○ 不時の目標

1.キューバの位置,自然,歴史を通して、産業の現状を理解させる。

2.キューバ革命後の社会主義化、国有化政策を革命前と比較しながら理解させ、キューバの外国関係や将来を考えさせる。

項目を予習課題として設定し、生徒の関心を高め内容理解のための布右とする。

 

であるかを、常に念頭に入れて授業を展開しなければならない。このためには次の授業に備えて、授業内容の中心となるべきところの予習、又は発表学習の中心と予想される項目を予習課題として設定し、生徒の関心を高め内容理解のための布右とする。

昨年度はほぼ毎時間、この予習課題を出し、時折課題の予習状況を点検した。この点検を数回繰り返すと、予習が習慣づけられる。一部の生徒は予習課題以外のことも、発表項目にしたがって調べてくるようになった。

2) 一時間の授業の中でどこがヤマであるか、そのヤマをどこにおくかがたいせつである。担当教師の授業中の講義やまとめにそのポイントをおくことが通例であるが、場合によっては生徒の発表の途中におき、その個所で担当教師が説明を加えて学習内容を強調することもある。また視聴しているテレビを中断して、そこで説明し生徒に問題を投げかけることも必要である。

3) 授業の目標行動を確実にとらえていく必要がある。このためにはまず授業内容を分析し、構造化し、生徒の学習行動を系統化し、行動目標や下位行動目標をうちたてる必要がある。特に発表学習やテレビ視聴を授業に取り入れる際はこの分析をおこない、常に授

 

 

 


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