教育福島0037号(1978年(S53)12月)-038page
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研究実践紹介
自学の態度を育てる生徒指導
好間中学校
一、研究主題の流れ
○昭和四十八年度〜昭和四十九年度
自校研究「自学の態度の育成」
教科指導を中心として
○昭和五十年度〜昭和五十一年度
市指定実践研究校「自学の態度を育成するための実践研究」
授業を中心として
○昭和五十二年度〜昭和五十三年度
文部省指定「自学の態度を育成するための生徒指導のあり方」
学級指導を中心として
二、研究のねらい
○学級指導を中心として、それをとりまく学校生活のあり方をとらえる。
○学級担任や教科担任と生徒との人間関係を深める場を形づくる。
○特別活動の分野を広くとらえ、それらを通して生徒活動を推し進める。
○学習意欲の向上を図るための手だてを考え、活動の場をつくる。
三、研究の計画と経過
○第一年次(昭和五十二年度)
積極的に学習に取り組ませるための学習指導の研究と、学習上のしつけ、生活訓練の指導に視点を置く。
○第二年次(昭和五十三年度)
ねばり強さを培うために自己実現を図るための援助指導をし、学級指導、生徒理解、特設の日の計画改善を図る。
四、研究内容
○自学の態度を育成させるための学級指導のあり方を研究し実践する。
○学級指導を中心とし、学業指導で生徒の心情に迫るための指導とその実践研究。
○生徒一人一人にあった学業生活の計画立案、自分で計画し実行する機会を与える指導の実践
五、実践例
(一)学級指導(第一研究部)
生徒の学業生活を阻害する要因は多種であるが、本校の場合は根気強さが乏しく、その原因の発見と解消のための援助指導が望まれる。生徒の内因に目をむけ、学習の意欲を喚起させることにより円滑な学業生活へ導くことが必要である。
そこで、生徒の「計画-実践-反省-改善」の過程を的確にとらえながら多面的な角度から学級指導ができるよう組織化を図り実践した。
1)実践資料(表1参照)
2)学級の変容(表2参照)
3)実践の成果
○目標意識、役割分担が明確であれば困難な問題でも生徒たちの手で自主的に解決していくという確信を得た。
○自主的な活動に大きな誇りと喜びを持つようになった。
○生徒活動の時間に計画
表1 第3学年学業指導月間留意点
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表2 1日平均家庭学習時間の変容(2年1学級)
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